2016/02/26

2016年2月25日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年2月25日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は大幅上昇、米株も上昇からスタート。WTIは伸び悩み、米金利は小幅低下し、ドル売りの流れが続いた。相場が動いたのは強い米耐久財受注で、前月比4.9%(予想2.5%)にドル全面高。

欧州市場では、英国のGDPは前年比1.9%と予想・前回と変わらず動けず。ユーロ圏CPI前年比は0.3%と予想・前回0.4%から小幅下落し、序盤はEURUSDの売り圧力が強まる。ショイブレ独財務相が「ユーロ相場、独経済にとりやや低過ぎる」との発言にEUR買いが強まり、ドル売りの流れをリード。

しかし、強い米耐久財受注にドル全面高へと変化し、EURUSDは1.1045→1.1000を割り込み続落。GBPUSDも1.4000を試すも失敗、逆に1.3900台まで続落。

AUDUSD+NZDUSDは強さが目立った。欧州市場で上昇が始まり、米耐久財受注で買いから売りへと変化するも、下げ幅は限定的。

USDCADは、原油価格との連動性はあまり感じられず、カナダドルの上昇が目立つ。欧州市場に入り1.3730台→1.3610台へ急落。強い米耐久財受注にようやく下げ止まり、1.3600~1.3640のレンジでカナダドル高値圏で推移。

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ブラード・セントルイス連銀総裁=市場は12月利上げに過剰反応、年内の定期的な利上げ継続予想。

ブラード・セントルイス連銀総裁=ドル相場がどれほど米国にインパクトを与えるか注視。英国のEU離脱が米国経済にとってリスク事項になるとは考えていない。

ブラード・セントルイス連銀総裁=最近の株急落は、FRBの利上げで年内着実に引き上げを継続するとの確かなコミットメントと誤って解釈した可能性。

ショイブレ独財務相=ユーロ相場、独経済にとりやや低過ぎる。G20、競争力強化に向け為替操作すべきでないと再度合意へ。欧州の緩和政策、独経常黒字増大の要因。

G7では経済が一段と悪化すれば行動する用意があると共同声明で表明する可能性が高い。

中国当局者=人民元の早期切り下げを否定。

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