2016/02/20

2016年2月20日(土曜)昨日19日 海外市場の動き

2016年2月20日(土曜)昨日19日 海外市場の動き

リトアニア大統領=EUと英国で合意が成立とツイッターで発信「Agreement done. Drama Over」→ 信ぴょう性は不明。逆に、メルケル独首相は難航していることを示唆、明日に協議を再開するとの記事もある。

週末金曜日の欧米市場は、予想外に上昇した米CPIにドル買いがピークをつけた後、原油安の中でも、主要国ではロンドンフィキシングを境にドル売りへと変化(いろいろな材料が出ていたが要因は未確認)。円相場は、クロスでの動きが支配し、USDJPYは円高から円安へと逆の流れに。

米CPIは予想を上回り4年半ぶりの伸びに、米利上げ観測が高まり一時ドル買いが強まるが、米金利の上昇幅は限定的。

原油価格は米在庫が1930年来の水準に拡大したことで一時大幅下落、WTIは一時29.05ドルまで下落後、終盤に29.86ドルまで値を戻すが前日からは下落へ。

米株(NYダウ)は、強い米CPIに大幅下落でスタートするも、徐々に値を戻し前日比-0.13%で終了。

USDJPYは、強い米CPIでクロスの円買いに安値112.30円台を達成するも、これをボトムに112.60台まで値を戻すが、ドル売り(円買い)の流れは強い。

EURUSDは、コンスタンシオ副総裁の3月追加緩和の可能性、強い米CPIで1.1060台まで下落。これをボトムに、GBP+AUD+NZDの買い戻し(ドル売り)に連れ1.1130台まで値を戻す。

GBPUSDは、強い米CPIで1.4240台まで下落、これをボトムに午前1時のロンドンフィキシングで大きく変化し、終盤には1.4390近くまで大幅に値を戻す。

AUDUSD+NZDUSDも、米CPIをボトムに急進、ドル売りの流れが続く。

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リトアニア大統領=EUと英国で合意が成立とツイッターで発信。「Agreement done. Drama Over」

メルケル独首相=英国のEU離脱をめぐる協議は、明日の早朝に再開。キャメロン英首相に提案する合意は難しいが、妥協の用意はある。

コンスタンシオ副総裁=インフレの回復が遅れると判断すれば、3月10日の理事会で行動する可能性があるが、ないも決定されていない。論議の焦点は今後のインフレ動向。

ビスコ・イタリア連銀総裁=ユーロ圏のインフレ期待は今のところ制御されているも、エネルギー安がより広範な物価に波及している兆しがあり、大胆な対策が必要。積極果敢に先手を打てば、後手に回った場合と比べると少ない措置で済むかもしれない。

メスター・クリーブランド連銀総裁=緩やかな金利引き上げを想定。世界の金融市場動向は不安の種だとしつつ、米経済が改善しつつあるとの自信は今のところ揺らいでいない。堅調な労働市場と実質可処分所得の増加は米経済のファンダメンタルズが引き続き健全。

ラガルドIMF専務理事=G20で、政策が混在している現在の状況や他国への影響について話す必要がある。

ラガルドIMF専務理事=日米欧の中銀がそれぞれ異なる金融政策を同時に実施する状況の見直しでさらに協調する必要がある。各国の財政政策や構造改革による相互作用についても検討すべき。

ラガルドIMF専務理事=中国経済の減速で産油国や商品輸出国の多くが厳しい状況に置かれており、政策協調が必要。

ラガルドIMF専務理事=中国については、消費主導の成長モデルへの転換は容易ではなく、経済的な困難や混乱をもたらす可能性がある。政策意図をより明確に説明するよう中国に要請している。

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