2016/02/08

2016年2月8日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年2月8日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日本の12月貿易収支は黒字へと変化、2015年日本の経常黒字は5年ぶりと東日本大震災前の2010年の水準を回復。

春節で中国市場が不在の中で、日経平均株価は序盤の下落から値を戻し、さすがに東京市場とでもいえるようなパワープレーに、17000円の大台に乗せて終了、WTIは31ドル近くまで上昇。

為替市場は、株高=円安の方程式に、USDJPYは一時117.50円台まで上昇、円はクロスでも全面安の展開となったが、特に材料は見当たらず、要因も変わらずで、東京市場はローカルなパワープレーに思えてならない。

株高と若干の原油価格の上昇に、リスク敏感通貨の豪ドルとNZドルは上昇し、CADドルも続伸。結果的には、先週金曜日の米雇用統計後の動きの反動が続いているが、問題は欧米市場がこの流れを維持できるかで、欧州株は小幅上昇の流れから取引がスタート。

USDJPYは、引き続き株価と原油価格に連動して流動的であることに変わりない。今日は一時117.50円を達成していることで、117円~117.50円のレンジに入り安くなっている。今回も2度目となるが116円を底値に反発し、引き続き重要なポイントであることに間違いない。

EURUSDは、先週末NY引け値から一時70ポイント近く値を下げているも、材料は特に見当たらずポジション調整の域を脱しきれず。1.11の大台のボトムを維持した動きを期待したい。

AUDUSDは、先週末の大幅下げの反動なのか続伸が止まらず。0.7200と先週の高値を再トライする動きながら、0.7150の壁もあり要注意。

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クレジットカード大手のビザ・ヨーロッパ=1月の英消費支出は前年同月比2.7%増で8か月ぶりの大幅伸び率。

2015年日本の経常黒字は5年ぶりの水準を回復=2015年の経常収支は16兆6413億円の黒字で、東日本大震災前の2010年(19兆3828億円の黒字)以来、5年ぶりの水準に戻った。

バイエルンLB(昨年のロイター調査に回答した60社のうち、ユーロ圏経済に関する予測精度が最も高かった)=ユーロ圏経済の最近の持ち直しの動きは年内継続するが、低いインフレ率を押し上げるために、ECBはは再度の政策緩和が必要になる。

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