2017/04/19

2016年4月19日(水曜)昨日18日、海外市場の動き

2016年4月19日(水曜)昨日18日、海外市場の動き

米金利は続落、米株は弱い企業決算もあり下落へ。メイ英首相はEU離脱交渉で政治的安定を目的に6月8日総選挙の予定を発表、政治的安定の期待にポンドは急伸し全面高。主要通貨でドル売りの中で、豪ドル+カナダドルは下落。

GBPUSDは急伸の一言、相場の流れの変化を期待。メイ首相の記者会見の発表をアナウンスした直後の安値1.2515→一時1.2900台へと、昨年10月来の高値圏へ上昇、終値は1.2840台で、前日比では最近にない+2.25%で終了した。GBPJPYも一時140円の大台直前まで上昇。総選挙によりメイ政権の政局安定=EU離脱プロセスの安定を期待。ただ、英株(FT100)は-2.46%と昨年6月のEU離脱を決めた国民投票時に次ぎ下げ幅を拡大。

AUDUSDは、ドル安の中で下落。豪経済成長の下方修正見通しから弱さが続き、豪中銀議事録で弱気なムードが広まり、0.7600台までの上昇した反動もあり、一時0.7530台まで下落。何とか0.7500の重要なポイントを維持し、終盤にかけては0.7560台まで値を戻すも終値ベースでは前日比で下落と、弱さが目立った。

USDJPYは109円台を維持できず。米金利の続落と弱い決算を受けて米株も弱く、108.50~60のボトム水準を割り込み一時108.30台まで続落し、108.43で終了。前日比では-0.43%と円高で終了。ただし、円クロスではGBPJPYの+1.8%を筆頭にし、EURJPY、CHFJPYは円安へ、AUDJPY、CADJPYは円高と通貨ペアで強弱混在。


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トランプ大統領=米製品を購入し、米国人を雇用する「バイ・アメリカン」の大統領令に署名。米製品の購入、米国人の雇用促進の公約を大胆に実行。税制改革と税計画が同時並行するのは非常に良い。

英ガーディアン紙(関係筋)=米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験でミサイルを撃墜することを熟考。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁=財政政策が景気に上振れリスクをもたらし、インフレやより長期の中立金利水準を押し上げる可能性を指摘。財政刺激策を景気予想に織り込んでいないとも説明。今年バランスシートの縮小を開始を支持。

Ifop・フィデュシャルの仏大統領選の世論調査=第1回投票の支持率はマクロン氏23%、ルペン党首22.5%、フィヨン氏19.5%、
メランション氏19.5%。決戦投票では、マクロン氏60.0→60.5%=ルペン氏40.0→39.5%

メイ英首相=6月8日に総選挙実施を目指し(次回総選挙は2020年の予定だった、議会の承認を得て実施へ。→ 強い基盤を持ってEU離脱交渉に臨むため、予想外の賭けに出た。キャメロン前首相から引き継いだ下院でのぎりぎりの過半数ではEU離脱交渉を乗り切れないとメイ首相は判断、メイ首相の保守党支持率が高く優位なうちに総選挙にでた可能性が高い。


IMF世界経済見通し=2017年世界経済の成長率予想を3.4→3.5%へ引き上げへ。保護主義的な政策のリスクを警鐘。

IMF世界経済見通し=2017年日本成長見通し0.8→1.2%へ引き上げた。

IMF中国の成長見通しを引き上げへ、急拡大する信用の伸びを抑制しない限り、中期的には経済を阻害する恐れがあると警告=1月時点の成長率予測の比較では、2017年6.5→6.6%、2018年6.0→6.2%。2017年第1四半期は6.9%の結果からは成長は減速へ。

日銀は来週、インフレ見通しを引き下げるとのウワサに日本国債利回りは低下へ。