2017/04/22

2017年4月21日(金)欧州・米国市場序盤の動き

2017年4月21日(金)欧州・米国市場序盤の動き

週末金曜日。フランス大統領選第一回投票を23日(日)に控えた週末。過去の英国のEU離脱、米大統領にトランプ氏選出と続いた、想定外の出来事。二度あることはサ三度と度続くのであろうか?

仮に、「ルペン氏とメランション氏が上位1と2を占めたら」と考えれば、決選投票前にすでに為替相場は大荒れ間違いなしと言えなくもない。

WTIは供給過剰の早期解消が難しいとの思惑に50ドルの壁を割り込み49.60台まで下落。米株の動きは鈍く小幅な変化に留まり、米10年債&2年債利回りは低下、コモディティー価格も弱い。

為替市場は、USDJPYは米金利の低下や弱い原油価格もあり上値は重く、109円台を中心とした取引が続き、クロスでは円買いが目立っていた。

GBPUSDは、底堅く推移していたが、7年ぶりの下落幅となった小売売上高に売りへと変化し、一時1.2750台まで下落。強い米中古住宅販売件数にも1.2800の大台を回復できず。

EURUSDは、週末の仏大統領選を控え、ルペン氏とメランション氏のリスク回避に、EURロングを維持することはできず、1.0730台を高値に一時1.0680台まで下落、1.07を中心とした動きへ。

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カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=次回の利上げは大局的には重要ではなく、長期的に大切なのは財政政策。

ソーンダースBOE政策委員=現行の政策スタンスは明らかに緩和的。インフレ率は中銀の予想を上回る見通。経済を支援しながら金利をやや引き上げる余地がある。インフレ率が年内か来年初めに3%の水準に達しても驚かない。

ドラギECB総裁=ユーロ圏の成長は回復しているが、下振れリスクが残り大規模な緩和が必要。


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