2017/04/19

2017年4月19日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年4月19日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

独英の債券利回りは上昇、米株は上昇からスタートし、米金利も上昇。

ムニューシン米財務長官は、4月12日に一時ドル売りが加速したトランプ大統領の「ドルが強くなりすぎている」との発言を再度否定し、「大統領にはドルを押し下げる意図は絶対にない」と言う。

英議会は6月8日の総選挙の実施を承認、メイ首相は大手を振って選挙戦へ。欧州市場では昨日の予想外の急騰した、GBPUSD相場が注目されたが、今までのところ、1.2800~1.2860のレンジで上下変動するのみ。

急騰の翌日で、実需筋のポンド売りや、値ごろ感や利食いの売りもあり、上値は重いが1.2770台を維持できれば、再上昇の可能性を期待したい。

USDJPYは、108.30台→109.10台へと円安へ。リスク回避の円買いは何処へ? ムニューシン米財務長官はトランプ大統領のドル安誘導発言を明確に否定! 米株+米金利も上昇し、クロスでの円売りがリードする上昇が続く。108.00~109.50のレンジ内で進行中。

米国市場に入っても、傾向としての豪ドル+NZドル+カナダドルは弱い。AUDUSDは0.7500を引き続き維持しながらも、戻りは0.7520台と限定的。水準てきには売りにくく、買いやすいことを考えれば、ショートが溜まりにくく、ロングができやすいリスクは変わらず。

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ムニューシン米財務長官(FT紙)=トランプ大統領にはドルを押し下げる意図は絶対にない。→ 4月12日のWSJ紙でドルが強くなりすぎていると発言、一時ドル売り加速した経緯があった。

ムニューシン米財務長官(FT紙)=諸外国による為替介入について、米国の利益になるのであれば為替操作とはみなさない。

ハンソン・エストニア中銀総裁=ECBが具体的な政策変更の検討にはさらなるデーターが必要。今後の政策展開を想定し、見通しの変化を市場にどう伝達して行くかが重要。

フランス政治研究センター(CEVIPOF)仏大統領選の世論調査=1回投票の支持率は、マクロン氏25→23%、ルペン氏25.0→22.5%、メランション氏19%、フィヨン氏19.5%。決選投票ではルペン氏が敗北する見通し。


バルキンドOPEC事務局長=産油国の取り組みで世界的な過剰在庫の解消と原油市場の均衡回復に近づいている。