2017/04/13

2017年4月13日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年4月13日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

トランプ米大統領の優柔不断で真意の定まらない「ドルは強すぎる、低金利政策が望ましい」発言に翻弄したドル売りの動きも一先ず弱まり、ロングウィークエンド直前のポジション調整おと、北朝鮮リスクを気にしながらの動きとなっている。

14日(金)グッドフライデーと17日(月)イースターマンデーの休日を前にしたポジション調整の可能性と、15日(土)の金日成誕生日時の北朝鮮の国威発揚の可能性の可能性は、果たしてドル売り再開へとうごくのか? それとも、ドルの買い戻しへと動くのか? 判断ができにくく、ドル売りの買い戻しの動きもみられる。

欧州市場に入ると、米金利は上昇し、米株はダウを除き、Nasdaq+S&Pは上昇し、強い中国の貿易収支と就業者大幅に拡大した豪雇用統計に上昇した、豪ドルと双子のNZドルを除き、主要通貨ではドル買い戻しが続いている。

USDJPYは、アジア市場で株安+金利低下に一時108.70台まで下落したが、欧州市場では利食い先行とテクニカルで重要ポイントとなる200日MA=108.57近辺をボトムに下げ止まり、米国市場に入り、米株は安定し、米金利が上昇し109.40近くまで値を戻している。

上昇トレンドに変化するには110.00のビックポイントを超えることはできるのか? 111円を超えるまでは安心できず。また、週末の北朝鮮リスクを忘れることはできず。

EURUSDは、アジア市場の1.0670台を高値に、欧州市場、米国市場では1.0610台まで続落。昨日のトランプ発言で上昇を開始した1.0590台までは若干余裕は残っているが、ユーロ買いは一日で終了するのか? 1.0610近辺は重要な下値のポイントで下げ止まり、この水準を維持できるのか注目中。


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国際エネルギー機関(IEA)=世界の原油市場は需給均衡の状態に近づいている。

調査会社オピニオンウェイ、フランス大統領選世論調査=第1回投票の支持率、ルペン氏24→24%、マクロン氏23%→23%、フィヨン氏20%→20%、メランション氏18→17%。決選投票、マクロン氏63%対ルペン氏37%、フィヨン氏59%対ルペンシ41%。

JPモルガン・チェース、1-3月期決算発表=純利益は前年同期比17%増の64.5億ドル、1株利益は1.57ドル(予想1.52ドル)を上回った。

シティ・グループ、1-3月期決算発表=第1四半期1株利益1.35ドル(予想1.24ドル)

ウェルズ・ファーゴ、1-3月期決算発表=第1四半期1株利益1.00ドル。

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USD 米新規失業保険申請件数=23.4万件(予想24.5 前回23.4→23.5万件)→ 前回や予想より改善へ

USD 3月 生産者物価指数=前月比-0.1%(予想0.0% 前回0.3%)、前年比2.3%(予想2.4% 前回2.2%)、コア前月比0.0%(予想=0.2% 前回0.3%)、コア前年比1.6%(予想1.8% 前回1.5%)→ 予想を下回る。

CAD 2月 新築住宅価格指数=前月比0.4%(予想0.2% 前回0.10%)、前年比3.3%(予想 前回3.1%)→ 予想を上回る

CAD 2月 製造業出荷=-0.2%(予想-0.7% 前回0.6%)

USD 4月 ミシガン大学消費信頼感指数・速報値=98.0(予想96.6 前回96.9)

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