2017/04/12

2017年4月12日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年4月12日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

米国のシリア軍事施設攻撃後の、米ロ外相会談相に焦点が集まる中で、変わらず米株な軟調に推移し、米10年債利回りには大きな変化は見られず。

為替相場は、上下変動しながらも総じて大きな変化は見られず。ただし、NZドルの弱さが目立ち0.6910台まで下落、逆に、豪中銀のGDP成長見通しの上方修正に1.3310→1.3250台まで下落し、カナダドル高へ。

GBPUSDは、英雇用統計は強弱混在するも、平均賃金の上昇に一時1.2510台へ上昇するも続かず、1.2480~05の狭いレンジで推移。

USDCADは、豪中銀が予想通り金融政策0.5%の据え置きを決定、GDP予想値の大幅上方修正(2017年第1四半期は2.5→3.8%、2017年2.1→2.6%)に、1.3310→1.3250台まで続落し、カナダドルは上昇へ。

USDJPYは、アジア・欧州市場・米国市場を通じて109.75近辺を高値にした流れが続く。ただし、アジア市場の安値109.30台をボトムに欧米市場は109.50をボトムにした動きへ。


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トランプ大統領=税制改革は医療保険制度改革ほど難しくない。

仏大統領選、調査会社オピニオンウェイ世論調査=第一回投票、ルペン氏24%、マクロン氏23%、フィヨン氏20%(+0.1%)、メランション氏18%。決選投票は、マクロン氏62% ルペンシ38%。

プーチン・ロシア大統領=トランプ大統領の就任以来、米ロ間の信頼感は悪化へ。

独5大経済研究所=米国の保護貿易政策の不透明感、英国のEU離脱が独経済の見通しに対してのリスク。米国が利上げすればユーロは下落し、独成長を支援。成長見通し2017年1.4→1.5%、2018年1.6→1.8%へ上方修正。

ラガルドIMF専務理事=世界経済の回復の勢いは増しているが、保護主義の台頭が世界貿易の脅威。トランプ大統領の貿易を制限することは自ら招いた傷となり、サプライチェーンを乱し、商品価格を引き上げ、貧困層に最も大きな打撃を与える。

カナダ中銀声明=需給ギャップ解消の時期を2018年上半期に前倒し、現在の政策が適切。GDP見通しを上方修正。2017年第1四半期は2.5→3.8%、2017年2.1→2.6%、2018年2.1→1.9%、民間投資の鈍化に潜在成長は、2017年、2018年に下方修正。