2017/04/11

2017年4月11日(火曜)欧州・米国市場の動き

2017年4月11日(火曜)欧州・米国市場の動き

米株は弱く、米債は買われ利回りは低下、株から債券へ資金はシフト? シリア・北朝鮮と軍事的なリスクも加わりVIXは上昇一筋。

為替市場は、シリア・ロシア・イランが米国のシリア攻撃を非難し、北朝鮮は米国に核攻撃の可能性を警告。リスク回避の行動パターンに円買いが続き、ドル円は110.10台まで下落し、クロスでも円は独歩高で、豪ドル・NZドル・カナダドルは弱い。

USDJPYは、続落。市場の円先高センチメントは強く、110.00円の大台割れを試す動きが続きを継続中で、欧米市場に入ってからは110.70台を高値に続落、円はNZDJPYの下げを筆頭にクロスでも円は全面高。

EURUSDは、続伸。ユーロ圏の鉱工業生産は予想外に弱く、独ZEWの期待指数は2015年8月来の高水準で、現況指数も予想と前回を上回り、ユーロ圏ZEW期待指数も強く、1.0580台をボトムに米金利の低下もあり一時1.0620まで上昇へ。

GBPUSDは、上下変動ご続伸。注目の英消費者物価指数は全体的に前月より弱く、生産者物価指数は強く、発表直後は1.2406~1.2445で上下変動するも、結局は1.2450台まで続伸へ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トランプ大統領=米中首脳会談で、中国の習近平国家主席に対し、北朝鮮問題で協力するなら、中国は対米貿易でより良い条件が得られると伝えた。協力しないなら中国抜きで問題を解決する。

北朝鮮=米国による先制攻撃の兆候があれば米国に核攻撃すると警告した。核の照準は韓国と太平洋区域の米国の侵略的基地だけでなく、米国本土にも向いている。

ロシア外務省=米国の北朝鮮に対する姿勢に懸念。

仏大統領選、調査会社Ifopフィデュシアル=第1回投票は、ルペン氏24%、マクロン氏23%、メランション氏19%、フィヨン氏18.5%と、メランション氏の支持率が上昇。

ZEWのバンバッハ所長=第1四半期の独経済はかなり堅調で、鉱工業生産や建設、小売りなどの指標が好調。

ドイツの複数のシンクタンク=2017年の成長率予想を1.4→1.5%、2018年1.6→1.8%へ引き上げた。

カルアナ国際決済銀行(BIS)総支配人=デフレリスクがほぼなくなり、成長が上向いているため、中央銀行は金融政策の正常化に備えるべき。