2017/04/27

2017年4月27日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年4月27日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

原油価格(WTI)は48.60台へ低下、
ダウは小幅高でスタートし動きは鈍いが、S&Pは上昇へ
米10年債利回りは小幅上昇

為替相場は、期待された「米税制改革の指針」は具体性と財源が乏しくドル買いへつながらず。GBPUSDは上昇傾向を維持するも、他の主要通貨は総じて軟調地合いが続く。

今までGBPUSDと共に上昇したEURUSDは、ドラギECB総裁が「経済の下振れリスクはさらに低下」→1.0930台へ上昇、「QEは継続+フォワードガイダンス+出口戦略+6月会合の選択肢」の議論はなしに、1.0850台へ下落。

AUDUSD+NZDUSDはともに続落。資源価格の低下、中銀の緩和的政策の継続+金利差縮小の先取り。USDCADはNAFTA継続のカナダドル買いも1.3530で終了し、逆に下落直前の水準近くなる1.3640まで上昇し、

USDJPYは、黒田日銀総裁が2%の物価目標について「モメンタムは維持しているが力強さに欠ける」、「出口戦略について、今から具体的議論するのは市場に混乱のおそれ」と、出口戦略もなく円売りの流れを継続。欧州市場に入るとGBPJPYの買いが下支えしながらも、111.50円超の上値は重い。

◎ユーロ圏景況感指数=予想を上回る。
◎独CPI=前年比2.0%へ上昇。
◎ECB理事会=金融政策の据え置きを発表、
◎米耐久財受注=予想外に弱い
◎米新規失業保険申請件数=増加し悪化へ。
◎ドラギ総裁=経済への下振れリスクはさらに低下、QEはインフレが継続的に上昇するまで継続。フォワードガイダンスの変更の議論、出口戦略の議論、6月会合の選択肢の議論はなし。



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ドラギECB総裁記者会見=経済への下振れリスクはさらに低下、QEはインフレが継続的に上昇するまで継続。フォワードガイダンスの変更の議論、出口戦略の議論、6月会合の選択肢の議論はしなかった。

ECB理事会=リファイナンス金利0.0%、限界貸出金利0.25%、中銀預金金利-0.4%の据え置主要政策金利と政策スタンスを予想通り据え置いた。債券買い入れを2017年12月まで延長し、4月から12月まで、月額800→600億ユーロに減額。

メルケル独首相=英国のEU離脱の交渉で、満足する形で解消した後で、初めて将来の英国との関係について合意が可能。英国はEU加盟国と同じ権利を持つことはできないと指摘し「英国民の一部はいまだに幻想を持っているようなので明確にする必要がある。