2017/04/04

2017年4月4日(火曜)昨日3日、海外市場の動き

2017年4月4日(火曜)昨日3日、海外市場の動き

米株は弱い米経済指標による下げから下げ幅も縮小するも、米債券利回りの低下は止まらず。ロシアの地下鉄爆発、南アの格下げ、北朝鮮へ米国の強硬な姿勢、トランプ大統領の省エネ規則適用への違法性+連邦最高裁判事の候補の承認への不安感、米自動車市場の販売が失速。そして、強さが見られない、米製造業PMI+米ISM製造業景気指数+米建設支出。

為替相場は通貨間で異なり、最も弱かったのはUSDCADで+0.48%(カナダドル安)+GBPUSDの-0.48%。逆に、USDJPYは−0.42%と円高へ。

USDJPYは、アジア市場の110.60近くを高値に、日銀短観も改善傾向が続き110.50円超の上値は重く、世界的な株安の流れのリスク回避の円買いや、日本国債利回りの上昇+米債券利回り低下も円買いをサポート。米ISM製造業景況指数+米製造業PMI+米建設支出は期待より弱くドル売り、米株と米金利が低下する中で、クロスでも円買いが続き、一時110.80台まで下落し110.89と安値圏で推移、前日比−0.42%と円高へ。

GBPUSDは、GBPUSDはアジア市場の1.2550台を高値に続落し、弱い英製造業PMIから売りが加速。弱い米経済指標に米株安+米金利低下にも、一時1.2460台まで続落し、前日比−0.48%と1.2500を割り込み弱さが目立つ。EURGBPは先週末と様変わりで早朝の0.8480台をボトムに終盤にかけては0.8550台まで上昇するも、GBPUSDの売り圧力の要因となっている。

AUDUSDは、アジア市場で発表された弱い小売売上高から売り圧力が止まらず、米経済指標や米金利への反応は鈍く、商品価格+原油価格も弱く一時0.7590台まで下落。ただし、0.7600以下の買いは強く下げ止まるも上昇力は鈍く0.7600台で終了、前日比−0.33%の下落。

USDCADは、米経済指標や米金利への反応は鈍く、原油価格(WTI)も弱く1.3400まで上昇し、売り圧力が強く上げ止まり、前日比+0.48%とカナダドル安が目立っている。

EURUSDは、ユーロ圏製造業PMIは速報値と変わらないが、引き続き高水準を維持。スペイン中銀の四半期報告では成長拡大と、インフレ率は2.2%へ上昇が見込まれていた。仏大統領選世論調査では可能性は低いがフィヨン氏が決選投票に進むとルペン氏の勝利の可能性がたまり、やや不安。先週末の安値1.0650台を割り込み、一時1.0640台まで下落するも、米金利の低下もあり終盤にかけては1.0670台まで値を戻し、前日比+0.12%へとやや値を戻す。

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ダドリーNY連銀総=経済に関してのコメントは見られず。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁=①年内さらに2度の利上げを支持。②年内にもバランスシートの縮小に着手することができる。

ロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄で爆発=リスク回避の流れが強まる。

トランプ大統領=エジプトのシシ大統領と初めての会談、軍事援助をイスラム系のテロ対策で支援へ。

NY州など複数の州=天井扇風機などの省エネ規則適用を見合わせているのは違法として、NYなど複数の州は3日、法的措置も辞さない姿勢へ。

トランプ米大統領が指名した連邦最高裁判事の候補者=議会承認ができるか不透明感が強まる→ トランプ政権が税制改革などの経済政策を実行能力への疑問が払しょくできず。

 調査会社オートデータ=3月の米販売台数は年率(季節調整済み)1,662万台(予想1,730万台)を大幅に下回る → 好調なペースで拡大していた米自動車市場の販売が失速している可能性を示唆。

S&P=2000年以来初めて、南アの格付けを投機的なジャン級に格下げへ。