2017/04/28

2017年4月28日(金曜)昨日27日、海外市場の動き

2017年4月28日(金曜)昨日27日、海外市場の動き

トランプ政権発足100日目の4月29日、結果を出したいトランプ大統領、何をするのであろうか?

為替相場は、我が道を行くポンドの上昇は続くが1.29台で伸び悩む。ドラギECB総裁発言で、ユーロ相場が変動し1.2930台から下落し弱い。負け組の円は、111.50超は重く円買いへと変化するも111円台で変わらず。負け組トリオの豪ドル+NZドル+カナダドルは米国市場に入りようやく反転するも、前日比では小幅低下。

ユーロ圏では、ECBの金融政策の据え置きは予想通りで動かず。ドラギECB総裁は「経済への下振れリスクはさらに低下」というも、「フォワードガイダンスの変更の議論、出口戦略の議論」は無いで、一部変更の期待もあったことで → EUR売りが加速し、相場全体の流れをリード。

米国では、米議会は政府機関の閉鎖回避へ動き、共和党はヘルスケア法案の修正案を週内に採決を目指し、ホワイトハウスはNAFTAを撤退ではなく条件の再交渉へ → 目先の不安感はやや解消へ。米金利は低下するも、米株は前日比では大きな変化は見られず。

GBPUSDは、上昇傾向を維持するも、1.2910台では上値が抑えられ伸び悩むが、終値ベースでは1.29台を維持し強さが目立つ。EURGBPは一時0.8416で続落、前日比では-0.73%の低下に、GBPUSDの買い+EURUSDの売りの流れが目立っている。この1.29台を振り返ると、昨年7月~9月まで下値の抵抗ラインとなっていたことや、1.30の大台という心理的は抵抗のポイントに近いことを意識したい。

USDJPYは、大型連休前を前にして111.50円台の上値はやや重くなっているが、引き続き111円台を維持し、急激な円高へのリスクも弱まっている。GBPUSDは上昇傾向を続けるも、EURJPYは逆に円高へと動き、クロスでの円全面安の流れがやや変化。連休中にどちらに変化するのが、一番いやなのか? それを考えながら連休前の方針を考えたい。テクニカルでは112.20近辺が上限にも思えるが?

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21:00    GER 4月 消費者物価指数・速報値=前月比0.0%(予想-0.1% 前回0.2%)、前年比2.0%(予想1.9% 前回1.6%)、HICP・前月比0.0%(予想-0.1% 前回0.1%)、前年比2.0%(1.9% 前回1.5%)→ 前年比は2.0%と予想を前回を上回る

21:30    USD 3月 耐久財受注=前月比0.7%(予想1.3% 前回1.8→2.3%)、除く輸送機器・前月比-0.2%(予想0.5% 前回0.5→0.7%)、 製造業受注 コア資本財受注=0.2%(予想0.5% 前回-0.1→0.1%)、製造業出荷 コア資本財=0.4%(予想0.1% 前回1.0→1.1%)→ 予想を下回る

21:30    USD 新規失業保険申請件数=25.7万件(予想24.2万件 前回24.4→24.3万件)→ 予想より悪化へ
23:00    USD 3月 中古住宅販売保留件数=前月比0.8%(予想-1.0% 前回5.5%)、前年比0.5%(予想 前回-2.6%)→ 予想を上回るが前回から大幅低下

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シューマー上院院内総務(民主党)=歳出法案での合意成立が近く可能と確信。→ 週末に債務上限の期限が迫っている。

ライアン下院議長(共和党)=、つなぎ予算が可決されるとの自信。

米与党共和党=ヘルスケア法案の修正案を週内に採決を目指す。

ライアン下院議長(共和党)=ヘルスケア法案の修正案で、当初反対していた共和党の保守グループからの支持が得られる可能性。

ホワイトハウス=米国はNAFTAから実際に撤退するのではなく、その条約を再交渉しようとしている。

フィッチ=日本の格付け見通しを「ネガティブ」→「安定的」に変更。日本の景気見通し改善で、公的債務の道筋を巡るリスクが低下したが、債務水準が高く格付けを制約。


米7年債入札(280億ドル)=最高落札利回り2.084%・最高利回り落札比率11.62%、応札倍率2.73倍。