2017/04/17

2017年4月17日(月曜日)アジア・欧州市場の動き

2017年4月17日(月曜日)アジア・欧州市場の動き

週明け月曜日、イースターマンデーで欧州各国は休場ながら、米国市場は通常取引で欧州市場の後半からは注意が必要。

15日(日)の北朝鮮のリスク解消するも、引き続き潜在的なリスクは残る。 結果は円高で、株価の上昇力は弱く、米金利の低下にリスク回避の流れが続いている。米10年債利回りは前日の2.237→2.2%へ低下し、昨年11月中旬近くへの水準へ。

USDJPYは、北朝鮮の週末リスクもひとまず終了したことで、ドル買いからスタート、早朝には108.80台上昇するも、日本株は弱く一時108.10台まで下落。株は5日ぶりに小幅反発で終了したことで108.40台まで値を戻すも、108.50超の上値は重く、先週末の終値からは円高傾向が続く。

AUDUSDは、豪州+NZ市場が休場で薄商いの中、中国の強い経済指標(GDP+鉱工業生産+小売売上高+固定資産投資)もあり0.7600を目指すも、0.7594を高値に達成できず。0.7580~95の高値水準で取引が続いている。

EURUSDは、アジア市場では動きは鈍かったが、欧州議会法務委員会の副委員長が、仏大統領選直前に、ルペン氏をEU資金の不正流用疑惑で、欧州議員としての免責特権停止を巡る聴聞会を開く可能性を示唆。ルペン氏不利との思惑にEUR買いの要因となっている。

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樊綱・中国人民銀行金融政策委員会委員=外貨準備の大幅減少に合わせ預金準備率を引き下げることは正常。

黒田日銀総裁=昨年後半以降は世界経済の潮目は変わりつつあり、先進国・新興国共に製造業や貿易面での改善が明確に。

欧州議会法務委員会のローラ・フェラーラ副委員長=仏大統領選の有力者のルペン氏をEU資金の不正流用疑惑で、欧州議員としての免責特権停止を巡る聴聞会を大統領選決選投票の直前に実施する可能性がある。

日米財務相(麻生財務相とムニューシン米財務長官)はワシントンG20で会談。

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