2018/11/04

今週の主な材料(11月5日~9日)

今週の主な材料(11月5日~9日)

米中間選挙、FOMC、米中貿易戦争の休戦の有無。今週は重要なテーマが多く相場の変化に特に注意! 豪中銀、NZ中銀、NZ失業率、中国の貿易収支・CPI・外貨準備も注目。今週から米国市場は冬時間へ。

11月6日の米中間選挙は、2年前の米大統領選がそうだったように、今後の相場を占う特に重要なイベントと考えられます。過去の教訓は市場のコンセンサスの逆を行く流れが多く、結果を受けた相場変動が非常に大きくなる可能性を意識する必要がありそうです。

多くのコメントや解説で中間選挙の予想記事が載っているので、ここでは省きますが、興味があればこちらをご覧ください。→ https://mainichi.jp/ch180306110i/%E7%B1%B3%E4%B8%AD%E9%96%93%E9%81%B8%E6%8C%99%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%98

11月8日のFOMCは、FFレート2.00~2.25%の据え置きでほぼ間違いないと思われ、記者会見もありませんので、よほどのサプライズがなければ動きは緩慢だと思われます。ただし、米中間選挙の結果を受け、FOMC内でどのような変化が生じているのか? それだけが気がかりです。

米中貿易戦争の休戦の有無ですが、先週は休戦合意へ向けた積極的な動きの報道や、それを否定する側近の報道などが流れていました。詰まるところ米中間選挙前の対策の一案とは思いますが、11月30日からのブエノスアイレスG20に向け駆け引きで相場が動くことは間違いなさそうです。

それ以外でも、ブレグジット交渉に関しては、否定の記事がありましたが、31日にラーブ離脱担当相が「11月21日までにブレグジット合意すると期待」とあり、1日の英タイムズ紙でも「英・EUは、金融サービス巡る暫定合意にほぼ達し、ブレグジット後もアクセス維持へ」とあったことを忘れることはできず、今月中に急展開の可能性も否定できません。結局はポンド相場が上下返送することは避けられそうにありません。

イタリアの2019年予算案では、欧州委員会はイタリアの予算案を拒否、3週間以内に新たな案がでなければ処分の可能性が残る中、イタリア政府は削減方針を変えず。ムーディーズは格付けを引き下げ、見通しは安定的、S&Pが格付けを据え置き、見通しはネガティブで、共に懸念されたジャンク級にならなかった。11月13日がタイムリミットと思われるも、どうなることやら。結局はEURGBPの下落の種になっているように思えてならない。

詳しくは別表をご覧ください。

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