2018/11/20

2018年11月20日(火曜)19日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

2018年11月20日(火曜)19日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

米株は下落、米金利は低下、リスク回避に円高へ。ユーロはイタリア予算案でEUとイタリア対立にも上昇、ポンドはブレグジットを巡り混乱の中でボトムから回復するも話は深刻。豪ドル+NZDドルは弱い原油価格に下落が目立ち、価格回復にもポジション解消に買い戻しは鈍い。

午後5時40ごろでは、ダウは-1.8%近く下落、Nasdaq-3.1%近くの下落へ。米10年債利回りは3.052%と一時3.0938%まで上昇するも続かず。原油価格は57.33→55.08急落→56.70台を回復と上下変動。

WSJ紙は「アップル、新型iPhone3モデルの生産注文縮小」、米株は下落、iphoneの需要減退を懸念、アップルとサプライアー企業の株価は下落。NAHB住宅価格指数は60(予想67 前回68)と、予想・前回を大幅に下回り2016年8月以来の低水準で、前月比での下落幅は約4年ぶりの大きさに、ドル売りが強まる。

ウイリアムズNY連銀総裁は、「金利はなお非常に低い。引き上げたが、なお非常に低い水準にある」と、段階的な利上げサイクルを示唆。→ インフレ期待を示すブレイク・イーブン・レートは年初来初めて2%を割り込み、最近の通貨当局者のハト派発言を受けインフレ圧力が弱まっている可能性も。

USDJPYは、弱い米経済指標や米株安+米金利の低下に、リスク回避として選好されアジア・欧州市場で底堅かった112.60台を割り込みとストップを巻き込み112.42まで続落し、112.50台で推移中。

EURUSDは、イタリア予算案をめぐり、サルビーニ・イタリア副首相は「独仏主導のユーロ圏予算案には反対」、トリア・イタリア財務相は「政府として予算案を修正する意向はない」と、EUとイタリアの財政問題は変わらず。ただし、EURUSDはリスク回避の流れもあり底堅く推移し、欧州市場では1.1400台をボトムに、米国市場では1.1420台をボトムに一時1.1460台まで続伸し1.1450台で推移中。

GBPUSDは、ブレグジットをめぐり、メイ英首相はブレグジットの延長を望まないとあり、スタージョン・スコットランド首相は英労働党コービン党首とブレグジットの合意阻止と、スコットランド独立の再国民投票模索」と報道に、欧州市場でGBP売りが加速し一時1.2794まで急落。

その後に反発するも、英タイムズ紙は「保守党議員から50通を超える不信任文書が提出された模様で、不信任投票を2日以内におこなわれる見込み」と報道。さらに、英領ジブラルタルをめぐりスペインとの対立もあり、ポンド売りリスクは消えず。米国市場では大枠1.2320~70のレンジで収れん中。

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0:00    USD 11月 NAHB住宅価格指数=60(予想67 前回68)→ 予想・前回を大幅に下回り2016年8月以来の低水準で、前月比での下落幅は約4年ぶりの大きさ。

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