2018/11/26

2018年11月26日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年11月26日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

EU25日の臨時首脳会議で、英国のEU離脱条件で正式に合意。

GBPUSDは、市場は先読みしていたのか、英議会の反対を意識しているのか、ポンド買いも予想外に盛り上がらず。GBPUSDは早朝と欧州市場序盤の1.2830を高値に伸びきれず。

メイ英首相は、離脱協定と政治宣言案の議会採決はクリスマスまでにとると表明。英テレグラフ紙は、英議会投票は12月12日を計画と報道、今後の駆け引きでポンド相場が変動するリスクは変わらず。もしも、「英議会も承認したら」と考えるとポンド相場に夢が広がるのだが?

EURUSDは、コンテ・イタリア首相とユンケル欧州委員長は、イタリア予算案について協議し妥協点を模索へ。サルビーニ副首相は2019年財政赤字目標の見直しに寛容な姿勢を示唆ており、サルビーニ、ディマイオ両副首相は26日夜に予算案についてコンテ首相と会談する予定。EURUSDは、アジア市場の1.1320台をボトムに欧州市場の序盤では1.1370台へと上昇。先週末の1.1420台が大きな目標に。

USDJPYは、112.88をボトムに2025年の大阪万博開催の吉報もあり、日経平均株価の上昇に連動した円売りに一時113.29まで上昇するも伸びきれず、大枠113.15~30のレンジで推移。113円台を維持できるか? その可能性を期待したくなる。

トランプ米大統領と習近平中国国家主席は11月30日、12月1日にアルゼンチンで開かれG20サミットで首脳会議を行う。市場参加者による何らかの合意期待度はゼロではない。

今日の欧米市場では、ドラギECB総裁欧州議会で発言や、カーニーBOE総裁の発言を注目したい。

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