2018/11/22

2018年11月22日(木曜)21日、海外市場の動き(午前5時半現在の動き)

2018年11月22日(木曜)21日、海外市場の動き(午前5時半現在の動き)

米感謝祭を明日に控え動きにくい中で、欧州株は大幅高で終わり、米株は上昇するも上げ幅を縮め、米10年債利回りは終盤にかけ前日比でマイナス圏へ下落、原油価格は上昇幅を急速に縮め、全体的に強気ムードが滑落中で気になるが今のところ何とか強気ムードだけは維持。

為替相場は株高と原油価格の上昇に資源関連通貨が買い戻され、AUDUSD+NZDUSDが0.7%近く上昇しUSDCADは0.5%近く下落。逆にUSDJPYは113円台へと上昇し、円クロスではAUDJPY+NZDJPYが1%近くの上昇と主要通貨で円は全面安。新興国通貨もドルに対し大幅上昇しUSDTRYは-1.37%、TRYJPYは+1.88%と21円台へ上昇。主要通貨のEURUSDとGBPUSDは終わってみれば前日比で変化に乏しい。

GBPUSDは、注目のメイ英首相とユンケル欧州委員長の会談は、会談中のポジティブ&ネガティブの発言に上下変動するも、最終合意ができず24日に再開の予定。引き続き与党保守党内の反対意見も多く、強気や弱気な報道により上下変動し1.2760台~1.2810台で推移し1.2770台で取引と前日の1.2780台から大きな変化は見られず。スペインと英領ジブラルタルをめぐる問題も残るが、週末の変化に注意。

EURUSDは、注目のイタリア予算案を巡り、欧州委員会は制裁手続き勧告。サルビーニ・イタリア副首相は「赤字のGDP比率の再検討は排除しない」との報道が流れEUR買へと動き、報道否定され売りへと変化するも、予算案のその他の事項については交渉する余地があると表明するなど、強気や弱気な報道により上下変動し 1.1367~1.1425で上下変動するも、結局は1.1380台と前日の1.1370台と大きな変化は見られず。 結果、イタリア国債利回りは低下し、イタリア政府と欧州委との間で妥協が成立するとの観測をより注目。

米経済指標は弱さが目立ちドル売りの材料に。週間新規失業保険申請件数は22.4万件(予想21.5)、耐久財受注前月比-4.4%(予想-2.6%)、ミシガン大学消費者信頼感指数97.5(予想98.3)、景気先行指数前月比0.1%(予想0.1%)。ただし、NAR中古住宅販売だけは強く前月比1.4%(予想1.0%)と7か月ぶりに前月比で増加。

欧州株はユーロ・ストックス50が1.21%上昇するなど上昇が目立ち、米株も上昇からスタートし、ダウは一時24,699.79ドルまで上昇するも、終盤にかけ急速に低下し+20ドル近く(+0.1%台)まで低下、NASDAQは1.0%近くの上昇となっている。米10年債利回りは一時3.0865%まで上昇するも終盤にかけ3.06%と前日とほぼ同水準まで低下して推移。原油価格(WTI)は一時55.86まで上昇するも、終盤にかけては54.40台と上昇幅を縮めるも前日からの上昇傾を維持。