2018/11/21

2018年11月20日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き(午前5時半ごろの動き)

2018年11月20日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き(午前5時半ごろの動き)

株安連鎖止まらず、原油価格急落、米金利は低下、ドルは前日と様変わりの全面高。原油安・株価下落に、資源国通貨は連日の下落で今日は大幅安、新興国通貨も弱い。AUD+CADは1%近く下落し、JPYは対ドルで健闘するも売りへと変化。ただし、クロスでは円高傾向を維持。

EURO STOXX50は-1.4%下落、ギリシャ株の下げは目立ち-3.91%、米株は下落からスタートし買い戻しは鈍くダウは500ドル(-2.0%)超の下げ幅で取引中。米10年債利回りは3.068→一時3.034%まで下落、2年債は2.779→2.8%まで上昇するも上昇も続かず。原油価格は、57.44→一時52.77ドルまで大幅下落し、53ドル台前半で推移。

USDJPYは、ハイテク株主導の世界的株安の連鎖が止まらない中で、リスク回避の円買いが選好されるも、アジア・欧州・米国市場を通じて112.30台をボトムに下げ止まり、米2年債利回りは上昇に転じる中、クロスでの円買いも収まり逆に円売りへと変化し112.83まで上昇。ただし、16日の下落後に113円台までの戻りは達成できず。

GBPUSDは、BOEのカーニー総裁、ホールデン理事、カンリフ副総裁、サンダース政策委員の議会証言では、特にサプライズ発言は聞こえてこず、直後のGBPUSDは1.2823~1.2883のレンジで上下変動し、上値の思い展開が続く。メイ英首相は明日21日にユンケル欧州委員長とブレグジット後の関係を協議との報道にも反応は鈍く、英領ジブラルタルとスペインの問題も危惧。ハードブレグジットのリスクを危惧したポンド売りの流れは止まらず。終盤にかけては1.2770台で下落し安値圏で推移。

EURUSDは、イタリア予算案をめぐるEUとイタリアの対立は解消できず、予定の21日にEUはこの対応の表明を控える動きなど、事態の鎮静化を狙う発言が相次ぐも状況に大きな変化は見られず。レグジット交渉をめぐるリスクがユーロ圏に及ぼす影響も危惧ともあり、欧州市場序盤の1.1472を高値に、欧州・米国市場は続落、終盤にかけては一時1.1359まで下落し安値圏で推移中。

AUDUSDは、アジア・欧州市場の0.7300近辺を高値に、欧州市場に入りロウ豪中銀総裁は「失業率は6年半ぶりの低水準にあるが、賃金にさほど押し上げ圧力がかからずにさらに低下する可能性がある」と発言→ AUDUSD0.7295→0.7251まで一時急落。その後の戻り高値は0.7279で上値の重い展開が続く。米国市場に入り、激しい原油価格の下落と株安の流れにリスク回避の流れが強まり米国市場の終盤にかけては0.7212まで続落し安値圏で推移。

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22:30    USD 10月 住宅建築許可件数=126.3万件(予想126万件 前回124.1→127.0万件)、前月比-0.6%(予想-0.8% 前回-0.6→1.7%)

22:30    USD 10月 住宅着工件数=122.8万件(予想122.5万件 前回120.1→121.0万件)、前月比1.5%(予想2.2% 前回-5.3→-5.5%)

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