2018/11/27

2018年11月27日(火曜)26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2018年11月27日(火曜)26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

欧州・米株高、米金利上昇、原油価格も上昇。為替相場はアジア・欧州市場のドル売りから米国市場はドル買いへと変化し、結局は大きな変化は見られず。ただし、円だけは全面安。

USDJPYは、株高と米金利の上昇に加え、ブレグジット交渉の進展、イタリア予算案の見直しの可能性が影響。USDJPYは終盤にかけて113.65円と16日の113.70以来の高値水準へ上昇。円は他の主要通貨に対しても0.5%超の下落となっている。引き続き円相場の見通しはブル派対ベア派に分かれているが、30日G20で米中首脳会談の結果でリスクオン・オフの流れが加速する可能性もあり円相場の変動が予想される。

米株一時大幅上昇、ダウは一時387ドル高から上げ幅を縮めるも+300ドル超(+1.3%台)と上昇傾向を維持。S&P500とNASDAQも1.5%~2.0%近くの上昇へ。ブラックフライデーのオンライン販売は前年比23%増、サイバーマンデーの売り上げも好調で
共に過去最高の見通し(アドビ・アナリスティック)

GBPUSDは、EUが緊急首脳会議で、英国のEU離脱案(離脱協定案・政治宣言案)を承認したことを受け、アジア・欧州市場ではドル売りの流れもあり一時1.2864まで上昇。英下院は12月4~11日まで審議し、12月11(火)に合意案の賛否をめぐり投票を実施へ。英議会の動向を考えると波乱が予想され、メイ英首相は「離脱案が議会で否定されれば何が起きるか誰にもわからない」と発言。米国市場では1.2805まで値を下げ元の水準に逆戻り。

EURUSDは、サルビーニ副首相やディマイオ副首相が、赤字削減の修正可能と赤字削減の可能性を含む発言が週末から目立っていたが、政府筋から従来のGDP比2.4%から2.0~2.1%に引き下げる方向で協議と報道される。アジア・欧州市場の序盤までは上昇傾向が続き、欧州株高もあり一時1.1383まで上昇するも伸びは一服。ドラギECB総裁(欧州議会証言)は「最近の経済成長は予想より弱く、大規模な金融緩和が引き続き必要」、逆に「ユーロ圏の経済成長は幾分失速しているものの、大半は正常な動きで刺激策解除に向けたECBの政策軌道に変更はない」と発言。米国市場に入って米金利が上昇する中、ドル買いが強まり終盤にかけては1.1320台と元の水準に逆戻り。

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