2018/11/15

2018年11月15日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年11月15日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場は前日の海外市場の影響が強く影響している。

英内閣はブレグジット協定の合意草案を承認、ただし、29名中11名は反対との報道も気になる。中国はトランプ政権に譲歩の動きにG20をある程度期待。パウエルFRB議長は日本時間早朝の後援会で「米経済は現時点で力強いものの、来年には逆風に直面する可能性があるとの認識」、パスクレル下院議員(民主党)は、USMCA貿易協定は現行の内容だと議会通過が絶望的だと発言にCADとMXNの動きが気にあるが、原油価格の上昇がCADをフォロー。

株価連動のUSDJPY相場は、早朝は実需の買いも厚く113.60台へ上昇。日経平均株価が一時200円超の下落でスタートし、株価連動のドル円相場は113.43まで下落。株売りも弱まり、上海総合が1%超の上昇で推移すると113.50台まで値を戻して推移。日米株価は不安定で積極的な円売り、円買いができず、結局は113.43~68のレンジで推移中。

英内閣はブレグジット協定の合意草案を承認。ただ、英テレグラフ紙は29名の閣僚のうち11名はまだ反対していると報じている。そんな状況で議会の承認を得ることができるか? 閣外協力しているDUP(北アイルランドの地域政党・民主統一党との会合も一筋縄ではいきそうにない。EUは25日に特別首脳会議を開き承認する見込みで、その後、英下院が審議し承認すれば合意へ。ブレグジット合意のハードルは残りながらも、GBPUSDは1.2979をボトムに一時1.3030まで上昇中。ただし、上値も重い。

豪雇用統計は、失業率は5.0%(予想5.1 前回5.0%)と前回と変わらず、雇用者数は3.28万人(予想2.0 前回0.56万人)と予想外に拡大し、AUDUSDは0.7230台→0.7280台へ上昇。その後も大枠で0.7260~80のレンジで推移中。