2018/11/15

2018年11月15日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年11月15日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州市場に入り、ブレグジット・サプライズ! ラーブ英EU離脱担当相が辞任し、ポンド急落。ポンド売りがリードするドル買いが続き、円高傾向が続く。

GBPUSDは、前日の海外市場で乱高下の末に、英内閣はブレグジット協定の合意草案を承認したことで、上昇傾向を維持。アジア・欧州市場の序盤までは1.2980~30のレンジで推移したが、ラーブ英EU離脱担当相の辞任報道が流れると、11月2日の安値1.2827を割り込み1.2750まで急落。15日にはマクベイ雇用・年金相も辞任、主要閣僚の辞任で、政局は危機的状況に陥る可能性が高く戻りも限定的。

アジア市場で強い雇用統計に急伸したAUDUSDは、欧州市場の序盤までその流れを継続し一時0.7300と11月8日の高値圏まで上昇。しかし、ポンド売りがリードするドル買いに失速気味ながら引き続き前日比では上昇傾向を維持。

肝心のUSDJPYは、GBPJPYが147.93→144.57まで急落と1.5%近くの下落と、EURJPYとAUDJPYの売りが強く、USDJPYは、113.30まで続落。前日のNY市場の安値113.30と同水準で下げ止まっている。