2018/11/28

2018年11月28日(水曜)27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2018年11月28日(水曜)27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

G20の米中首脳会談を前にして雑音が多数。トランプ氏はリストラと工場閉鎖したGMにプレッシャーも。相場の変動要因のブレグジット、イタリア予算もとりあえず小康状態で、米中首脳会談が焦点に。米株はなんとか上昇、米金利と原油価格は前日と同水準近くで推移。

為替相場は、クラリダFRB副議長の斬新的な利上げが適切と強気発言、予想外に強い米CB消費者信頼感指数もあり、米国市場に入りドル買いの流れが強まる。

前日比でみるとNZDUSDの上昇(ポジション調整以外に材料は見当たらず+0.3%台)、GBPUSDの下落(英議会が承認しないリスクに-0.6%近く)と変動が目立ち、結果論としてGBPNZDは0.9%弱の下落へ。

トランプ氏は米中首脳会談を前にして、自動車関税の可能性や、2,000億ドルの中国製品の関税を25%に引き上げの可能性を報道。クドローNEC委員長は「会談の成果に期待する一方で追加関税の用意も」と発言。結果を見るまでは判断できず、相場変動は以外にも穏やか。

ダウは一時230近い下げから反発し上昇へ、米10年債利回りは上下変動しながらも前日と同水準の3.059%近辺で推移。原油価格(WTI)は一時50.30まで下落するも値を戻し前日と同水準の51.70近辺で推移。

GMが1万人を超える人員削減や工場閉鎖のリストラ策を発表したことに対して、トランプ大統領は「電気自動車を含む、GMへのすべての情勢廃止を検討」、クドローNEC委員長は「GMの人員削減は大いなる失望で、さらなるアナウンスがあるかもしれない」と発言。→ GM株は上昇から下落へ。

USDJPYは、アジア市場の113.42をボトムに欧州市場は113.50をボトムに、113.50~65のレンジ、米国市場に入り、米中首脳会談を前にしたネガティブ材料とポジティブ材料が混在する中で、強い米CB消費者信頼感指数やクラリダFRB副議長の強気発言もあり、米国市場に入ると113.84まで上昇。トランプ大統領は2000億ドルの中国製品に対する関税を10%→25%に引き上げる見通しや、自動車関税の可能性に円売りも弱まり、113.70~85のレンジで推移と、予想外に底堅い。

EURUSDは、アジア市場の1.1344、欧州市場の1.1337を高値に底値を切り下げ下落傾向は止まらず。米国市場に入り、大きなポイントとなった1.1300の壁を割り込み1.1278まで続落。戻り高値は1.1303と限定的で1.1300が大きな分岐点になっている。

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