2018/11/29

2018年11月29日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年11月29日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

前日にパウエル氏のハト派発言を受けた米株大幅高の流れも、日米首脳会談を二日後に控え中国株は弱くアジア市場は踊らず、日本株高も限定的。一方、米債利回りは続落し、ドル売り傾向に変化は見られず。原油価格は伸びきれず前日とほぼ同水準。

ただし、G20(12月1日)の米中首脳会談の予期せぬリスクは顕在で相場の急変リスクを絶えず意識せざるを得ない状態に変わりない。

つい最近まで為替相場をリードしていた、ブレグジットやイタリア予算案を巡るポンド・ユーロ売り相場は今のところ一変し強気(別にリスクが解消したわけではないが!)。

今日、米国の経済指標では、個人所得と個人消費の発表や、中古住宅販売成約を注目するも、なんといってもメインは22:30時からパウエルFRB議長講演で、昨日のサプライズがさらに肯定されるのか、否定されるのか注目! もちろん否定された場合のインパクトはより大きいと思うが、さらなるハト派発言でも相場変動が期待できる。

明日未明の午前4時には、FOMC議事録があり今回のタイミングから大きな変化は期待できそうにないが、同時刻にボストン連銀主催の会議に「エバンス・シカゴ連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁」らが参加することもあり、発言内容に注意。

USDJPYは、早朝の113.69を高値に日本株が大幅高からスタートするも、円売り圧力は予想外に弱く上値が重い展開の中、中国株が弱く、日経平均株価も上昇幅を大きく縮め円高へと変化。欧州市場の序盤では113.20台まで続落中。

EURUSDは、1.1363→1.1390まで上昇。前日のパウエルFRB議長のハト派発言時の1.1280台から100ポイント近く上昇し高値圏で推移中。

その他の通貨お押しなべてドル売りが続き、
GBPUSDは1.2819→1.2850へ、AUDUSD0.7295⇒0.7320へ、
NZDUSD0.6838→0.6870台へ、


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※