2018/11/07

2018年11月7日(水曜)6日、海外市場の動き(午前5時半現在の動き)

2018年11月7日(水曜)6日、海外市場の動き(午前5時半現在の動き)

米中間選挙待ち! 結果が出る前に投票締め切り後、東海岸地区の出口調査でおおよその結果が判明する可能性が高い! 最初に投票締め切りとなり、出口調査が出てくるインディアナ州から注目(7日 午前8時)。結果は、NHK NEWS WEB → https://www3.nhk.or.jp/news/special/us_election_2018/ または、CNN https://edition.cnn.com/election/2018/results

午前5時半後ごろの米株は上昇傾向を維持し、ダウ、Nasdaq、S&P500 共に0.3~0.4%の上昇へ。米10年債利回りは3.217%と3.2%の大台を何とか維持。原油価格(WTI)は一時61.31ドルまでの下落から何とか62ドル台を維持。

為替市場は、米中間選挙を前にして積極的な動きは見られないが、緩やかなドル安で、ポンドの上昇と円の下落が目立っている。(以下は午前五時半ごろまでの動き)

USDJPYは前日比+0.2%台の上昇で、相変わらず株価と連動しながらも弱さが目立っている。アジア市場の高値113.45、欧州市場では113.10まで下落、米国市場では米株高に113.50台まで上昇と、レンジとしては113.10~50の40ポイントと比較的狭いレンジで推移。11月2日のNY市場から続く113.00~10をボトムに、高値は113.35、113.45、113.50と徐々に切り上げており、クロスでも緩やかな円売りが続いており、GBPJPYは+0.6%台の上昇となっている。

GBPUSDは前日比+0.4%台の上昇で、今月下旬のEU臨時首脳会議でブレグジットを巡りなんらかの合意を期待しているのか、DUP議員の「合意なきブレグジットに向かっている」との発言に値を下げた1.3020をボトムに、1.3000の下限を維持。英閣僚会談での話し合いで何らかの合意期待に反発し、EUのバルニエ首席交渉官が「バックストップで合意できなければ、EUが最終合意したり、英国に移行期間を与えたりしない」とのネガティブ発言にもかかわらず、1.3100直前の1.3096まで上昇。10月30日の1.2700の大台割れから続伸中。

EURUSDは前日比0.08%の上昇とほぼ変わらず。モスコビシ欧州委員会委員は「イタリアの来年の予算案について合意が成立しない場合は、イタリアに制裁を科す可能性がある」という。相変わらずイタリアのリスクは気になり1.1390台をボトムに、1.1430台をトップに、共に欧州市場で安値・高値を示現と予想外に底堅いが、ロンドンクロージング後は1.1406~24の狭いレンジにと止まっている。



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22:30    CAD 9月 住宅建設許可=前月比0.4%(予想0.4% 前回0.4→-1.1%)

0:00    USD 9月 JOLT労働調査(求人件数)=700.9万件(予想710 前回713.6→729.3万件)

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【北米】
米国務省(5日)=米中が9日にワシントンで高官級の外交・安保対話を行うと発表した。米国からはポンペオ国務長官とマティス国防長官が、中国側は楊潔チ・共産党政治局委員と魏鳳和国防相が出席する。

ペンス米副大統領=11月13日に来日し首相と会談

【欧州】
英内閣の多数の閣僚(5日)英紙ザ・サン=アイルランド国境問題で一歩も譲らない姿勢を貫くようメイ首相に求める見通しで、譲歩すればEUとの合意は壊されることになると警告する構え。

英首相報道官=引き続き合意することを確信。いくつかの困難な問題が残っている。速やかに合意したいがコストは支払わない。すべての点で合意しなければEU離脱合意ではない。バックストップ問題では受け入れられない点がある。50条発動を延期するつもりはない。

閣外協力する民主統一党(DUP)の議員=合意なきブレグジットに向かっていると発言→ 1.3020まで下落、閣議でメイ首相は新たな提案を行う、一部報道では閣僚会談でブレグジットの話し合いが順調だった→ ポンド買が強まり1.3090台へ上昇。

英貿易相=ブレグジットが、今月から来月に合意できるかは言い難い。

EUのバルニエ首席交渉官=アイルランド国境の厳格な管理を回避する安全策(バックストップ)で合意できなければ、EUが最終合意したり、英国に移行期間を与えたりしない。→ 英国と完全合意を目指すが、現時点で実現していないとし、「アイルランド問題の解決策が見つかっていない」と述べた また、他のTVコメントでは現時点で合意間近と宣言することはできないと語る。

関係者(ブルームバーグ)=速やかに閣内の方針がまとまることへの期待は薄れている。早急に閣内が一致するとしても、EU臨時首脳会議があり得るとされる今月下旬まで3週間しかなく、EUと交渉して合意を成立させるには厳しい日程

モスコビシ欧州委員会委員=イタリアの来年の予算案について合意が成立しない場合は、イタリアに制裁を科す可能性がある→ 欧州委員会は、イタリアの予算案がEUの財政規律ルールに違反しているとして、11月13日までの修正を求めている

【アジア・その他】
王岐山中国国家副主席=世界の二大経済大国が対立すれば損失、中国は貿易問題の解決に向けて米国と協議を行う用意がある。

豪中銀声明=低金利が引き続きオーストラリア経済を支援している。失業率のさらなる低下とインフレ率の目標水準への回帰が予想されている。ただし、そのペースは緩やかである可能性が高い。入手可能な情報を考慮し、理事会は今回の会合で金融政策のスタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と整合的と判断した。

豪中銀声明=オーストラリア経済は好調に推移。過去1年間でGDPは3.4%増加し、失業率は5%に低下し、6年ぶりに最低になった。2018年と2019年の経済成長の予測は少し修正されている。中央シナリオは、これらの2年間でGDP成長率が平均で3.5%になり、2020年には資源輸出の伸びが鈍化するため減速すると思われる。

豪中銀声明=インフレは依然として低く安定。過去1年間で、CPIインフレ率は1.9%であり、基本的にインフレ率は1/3%。これらの成果は当行の期待に沿ったものであり、政府の方針の変更により一部の管理価格の下落の影響を受けた。インフレは今後数年間で回復すると予想され、引き上げは緩やかなものになるだろう。中央シナリオは、2019年のインフレ率が2.25%、翌年度のインフレ率が少し高くなる。

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