2018/11/19

2018年11月19日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年11月19日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

為替相場に直接関係ないが、材料が乏しい中、「日産のゴーン会長が逮捕」の報道が目立つ。欧州市場ではいつもながら、英国のブレグジットを巡る報道・材料で相場が急変。

英サン紙はメイ首相の不信任票が増加、英タイムズ紙は不信任票が必要な48を超え50近く提出された模様と報道。メイ首相はブレグジットの延長に否定的な発言との報道もあり、 GBPUSDは1.2870台→1.2790台へと一時急落。その後に1.2860近くまで値を戻す、相変わらずの上下振られる相場に。

USDJPYは、株価の小幅な変化に付き合う形で、112.60台~80台の約20ポイントの狭いレンジで上下変動にとどまり、米国市場の動き待ち。

EURUSDは、来日中のビルロワドガロー仏中銀総裁は「年内で債券購入プログラムを年内で終了する可能性が極めて高い」と発言し、EUR買材料となっていた。アジア市場の1.1394をボトムに、欧州市場に入り1.1410台の安値から一時1.1430台まで上昇するも、相変わらずイタリアはEUが望む独仏主導の予算案に反対。EURGBPの買いも強く上昇傾向を維持しているが上値を積極的に買い上げる地合いには至らず。

AUDUSDとNZDUSDの下げ幅は目立っている。主要通貨の変動幅が狭くドル売り方向にも関わらず、AUDUSDは0.5%近く、NZDUSDは0.8%近くの下落。ペンス米副大統領が「中国がやり方を改めるまでは、米国は方針を変えるつもりはない」との強気発言や、APECでの米中間の対立が強く意識されている動きに思えてならない。