2017/07/11

2017年7月10日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年7月10日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

週明け月曜日の欧州・米国市場の序盤は、先週末の米雇用統計で目先のビック・イベントは終了、欧米市場を通じて重要なイベントは見当たらず、金融市場は全体的に緩慢な動きではやくもミニ夏休み相場へ。

米株は小幅低下でスタートから値を戻すも動きは緩慢。米10年債と2年債利回りは軟化、原油価格(WTI)は43.65ドルまで下落ごやや反発。

為替市場の動きは緩慢で、USDJPYは、安倍政権の支持率低下が深刻かする中で、日銀の緩和策継続の姿勢に変化は見られず、円売り圧力は変わらず。ただ、現状では円のさらなるショート拡大の動きは見られず。

EURUSDは、独貿易黒字額は予想と変わらず、ユーロ圏のセンティックス投資家信頼感指数が高水準を維持し、ECBの緩和策解除期待に一部ではユーロ圏の債券が急落する懸念も見られる。欧州市場序盤は1.1400を中心とした狭い動きから、欧米金利の軟化もあり1.1380~1.1395の狭いレンジに収束。

◎独貿易収支=203億ユーロ(予想203億ユーロ)と変わらず。
◎ユーロ圏 センティックス投資家信頼感指数=28.3(予想28.4)と予想を若干下回るも高水準が続く。
◎労働市場情勢(LMCI)=1.5(予想2.5 前回2.3)→ 予想と前回を下回る。


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市場調査グループのセンティックス=投資家は、数カ月前からECBの金融緩和路線の変更が必要と数カ月前からあったが、ここ数週間でさらに強まった。