2017/07/27

2017年7月27日(木曜)昨日26日、海外市場の動き

2017年7月27日(木曜)昨日26日、海外市場の動き

ご存じのとおりで、FOMCは早期の資産縮小開始と金利の据え置きを決定。具体的な利上げの言及はなく、米金利の低下にDXYは93.473と続落傾向は止まらずドルは全面安。

FOMCを受け米10年債利回りは2.335→2.277%(前日2.34%)へ、2年債も1.397→1.347%(前日1.39%)まで一時急落。ダウ+97.58(+0.45%)、S&P+0.70(+0.03%)、Nasdaq+10.57(+0.16)へ上昇するもFOMC後の動きは緩慢。原油価格(WTI)は在庫の大幅減少に一時48.87ドルへ上昇、

為替市場は、正直なところ予想外のドル売りの反応に驚いているが市場のドル売りセンチメントが強かったことを改めて確認。FOMCの声明は、有資産の縮小を「前回=年内」→「比較的早く」開始と変更、市場は9月に開始と予想。追加利上げに関しては「具体的な利上げ時期」の言及はなく米金利は大幅下落しドルは全面安。

前日比で比較して見ると、NO.1はNZドルで、NZDUSD+1.34%とNZDJPY0.75%。USDJPY-0.63%の円高、EURUSD+0.76%のユーロ高、GBPUSD+0.72%のポンド高、AUDUSD+0.85%の豪ドル高、USDCAD-0.47%のカナダドル高。

USDJPYは、FOMCを受けた米金利の急落に112.20→111.00台まで急落し、直近24日の安値110.62→高値112.18の61.8%近くの111.20近辺で取引されている。しばらくはこのレンジ内での取引が続く可能性も意識。

EURUSDは、FOMC後には1.1630をボトムに、前日の高値1.1710台を前にしてオプション勢は利食いに上げ止まるも、結局は1.1740まで上昇し、2015年1月の水準まで上昇。改めてEUR買いの潜在的な圧力を感じる。

NZDUSDの上昇率はNO.1。FOMC後には0.7434をボトムに、0.7480~00、0.7510~20の売りに上げ止まりながらも、一時0.7529まで続伸。ドル全面安の影響もあるが2015年4月の水準まで上昇。テクニカルの新たな上昇を示唆。

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◎NZ貿易収支=2.42億NZドル(予想1.0億NZドル)、前年比=-36.6億NZドル(予想-37ル)→ 黒字額が予想を上回る
◎豪第2四半期 消費者物価指数:前期比=0.2%(予想0.4% )、前年比1.9%(予想2.2%)、RBAトリム平均値:前期比0.5%(予想0.5%)、前年比1.8%(予想1.8%)、RBA加重中央値: 前期比0.5%(予想0.5%)、前年比1.8%(予想1.7%)→ 予想を下まわり、一時豪ドル売りが強まる。
◎ロウ豪中銀総裁=一部中銀の金利引き上げ見通しが金融政策に意味合いを持つことない。低い政策金利が豪経済を助ける。豪ドルの水準がもう少し低いとよりよい。
◎英第2四半期GDP・速報値=前期比0.3%(予想0.3%)、前年比1.7%(予想1.7%)→ 予想通りの結果に直後の反応は鈍い
◎米新築住宅販売件数:前月比=0.8%(予想0.8% )、61万件(予想61.5万件)→ 予想を若干下回る
◎FOMC=FF金利を1.0~1.25%で据え置くことを全員一致で決定。声明では保有資産の縮小を比較的早く開始すると強調。9月に資産縮小の可能性が強まる。追加利上げについて具体的な利上げ時期の言及はなく、ドルは全面安。インフレ率は「2%を若干下回る」→「2%以下で動く」へと変更。労働市場は引き続き強化され、経済活動は緩やかに上昇している。雇用の伸びは年初から堅調に推移しており、失業率は低下している。家計支出と設備投資は引き続き拡大している。

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