2017/07/26

2017年7月26日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年7月26日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

今日は、英GDPとFOMCの2台イベントが控えていることもあり、この結果次第で相場が変動することになりそうです。そのため、新規ポジションをとる動きより、昨日の米国市場から続く利食いの流れが継続することも予想されます。

アジア市場ではNZDUSDは、2月貿易黒字が2.42億NZドルと予想を大幅に上回り、0.7415から一時0.7430台へ上昇するもドル買いの流れに続かず振り出しの水準へ逆戻り。ただし、07400台ではボトム感もあります。

AUDUSDは、豪州の第2四半期CPIは、前期比0.2%と予想0.4%より弱く、前年比は市場が期待した2.2%に届かず、1.9%と弱い数字に下落へ。ただ、発表の1分前から0.7930台→0.7910近くまで急落が始まり疑念が残る動きで、発表直後には0.7890まで下落へ。

中銀が注目しているトリム平均値が予想通りだったことを材料とし買い戻しも入り、0.79台に値を戻して推移したのですが、ロウ豪中銀総裁が「一部中銀の金利引き上げ見通しが金融政策に意味合いを持つことない、ドルの水準がもう少し低いとよりよい」と緩和解消の期待度が弱まり、豪ドル高をマイルドに牽制する発言もあり0.7880台へと軟化しています。

USDJPYは、午前9時には日本株高の影響もあり一時112.10近くまで上昇するも、結局は111.8~00の狭い水準で推移。欧米市場の出方待ちと、英GDPでGBPJPYの変動が高くなることが予想され結果的にドル円相場が動きそうです。何れにしても最終的にはFOMC待ちとなっています。

EURUSDは、昨日1.1710台の高値から100ポイント近く下落し、今日の英GDPとFOMCを前にしたて調整色が強くなっています。FOMCは金融政策の据え置きでほぼ間違いないと思われますが、今後の見通しに関してより明確は動きがつかめるまでは、調整による売り流れも意識されます。

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◎NZ貿易収支=2.42億NZドル(予想1.0億NZドル 前回1.3億NZドル)、輸出高=47億ドル(予想46億ドル、前回49.5→49.2億ドル)、輸入高=44.6億ドル(予想43.9億ドル 前回48.5→48.4億ドル)、前年比=-36.6億NZドル(予想-37 前回→-37.5-38億NZドル)→ 黒字額が予想を上回る

◎豪第2四半期 消費者物価指数:前期比=0.2%(予想0.4% 前回0.5%)、前年比1.9%(予想2.2% 前回2.1%)、RBAトリム平均値:前期比0.5%(予想0.5% 前回0.5%)、前年比1.8%(予想1.8% 前回1.9%)、RBA加重中央値: 前期比0.5%(予想0.5% 前回0.4%)、前年比1.8%(予想1.7% 前回1.7%)→ 予想を下まわり、一時豪ドル売りが強まる。

◎ロウ豪中銀総裁=一部中銀の金利引き上げ見通しが金融政策に意味合いを持つことない。低い政策金利が豪経済を助ける。豪ドルの水準がもう少し低いとよりよい。

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