2017/07/06

2017年7月6日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年7月6日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

FRBを含め緩和縮小の機運が強まっていますが、中銀によるアクセルとブレーキの踏み変えに為替相場は加速と減速の交互通行に動きは緩慢。

FRBはもちろんのこと、BOEもECBも何れはバランスシートの縮小をせざるを得ないと思いながらも、先のドラギECB総裁のタカ派発言に独債券利回りが急騰したことでブレーキを踏み始めたことは最近のユーロ上昇の弊害を口にする人も見受けられます。

ただし、バランスシートの縮小の流れとその後の利上げの流れはそう簡単に変わりそうになく、中長期的な通貨高(ドル安と円安)の要因に変わりありません。

為替相場は、米独立記念日明けの昨日、株・債券相場に「方向性が見られない」、FOMC議事録では「バランスシート縮小の開始時期で意見が分かれたこと」などありましたが、ドル円を含め全体的には通貨ロングの調整の流れが継続していますが、過度のドル高(?)を期待することもんないのでは?

もちろん、今夜のECB議事録、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、バイトマン独連銀総裁、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の会談や、明日金曜日の一大イベントの米雇用統計とFRBの金融政策報告書を前にして、動きが止まることなさそうです。

日経平均の上昇力は感じられず小幅下落で推移。日本の10年債利回りは1.0%の大台へと上昇。

◎日本と欧州連合(EU)は経済連携協定(EPA)交渉が大枠で合意。
◎ドル調達コストが6月14日のFRBの利上げ当日の水準へ上昇。


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ドル調達コストが上昇=為替スワップ取引では、3カ月物の円投/ドル転スワップによるドル調達コストが再び170bp近くへと上昇、FRBが利上げを実施した6月14日の水準へ。

ヘイリー米国連大使(5日)=国連安全保障理事会の緊急会合で、北朝鮮による核ミサイル開発計画の阻止にやむを得なければ軍事力を行使する用意があると警告。