2017/07/27

2017年7月27日(木曜)アジア・欧州市場の動き

2017年7月27日(木曜)アジア・欧州市場の動き

歴史的な転換なのでしょうか? 

日経平均株価は+29.48(+0.15%)と結局は小幅安で終了。原油価格は48ドル半ばと強さを維持。米債利回りは若干ですが軟調に推移しています。

注目のFOMCが終わり次は明日金曜日の米第2四半期GDPの数字待ちですが、今日の米耐久財受注も動きが比較的高い指標となっており、注目しています。

為替相場は、ドルの信認低下とでもいうのでしょうか? AUDUSDを筆頭に、NZDUSD、GBPUSDと底堅い値動きが続き、リスク選好型のパターンと、USDJPYとUSDCHFでも以外に上値は重いという、軟調な米金利の影響なのでしょうか、総合的なドル売りパターンに入っています。

AUDUSDは、0.80の大台を確りと維持し一時0.8066まで上昇する強気相場で、2013年5月に200週のMAを割り込んでから続く下落基調が、今週このままのベースで行けば初めて転換する歴史的な動きとなっています。

NZDUSDは、2014年9月に200週MAを割り込み続落していましたが、先週末にはそれを上抜け歴史的な転換を達成、今週はこのままで行けば高値の200週MAの0.752を上抜けることにもなりそうです。

EURUSDは、2014年7月に200週MAを割り込んでから続く長期の売りが、今週末に1.1795を上回ると歴史的な展開を迎える可能性があります。いずれにしてもこのポイントを狙う動きが期待できます。

USDJPYは、円安要因に円安の相場感を持ちながらも、ドルが全面的な弱さを見せる展開で、円安一人旅も限界があるのでは不安になります。テクニカルではWeeklyのチャートの一部で売り変化も見られ、今まで強気の円安から、やや円安へとトーンダウンしています。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


◎AUD 第2四半期 輸入物価指数=前期比-0.1%(予想0.7% 前回1.2%)、輸出物価指数=前期比-5.7%(予想-6.3% 前回9.4%)

◎GER GfK消費者信頼感=10.8(予想10.6 前回10.6)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※