2017/07/20

2017年7月20日(木曜)昨日19日、海外市場の動き

2017年7月20日(木曜)昨日19日、海外市場の動き

ECBとBOJ、そして豪州雇用統計待ちの調整日。

米株は小幅高で債券利回りは小幅上昇し原油価格は上昇へ。20日のECBとBOJの金融政策を前にし、EURUSD(-0.33%)は調整のドル買いが優勢で、GBPUSD(-0.13%)は買い戻しは鈍く1.30台前半で推移。AUDUSD(+0.47%)+USDCAD(-0.18%)+USDJPY(-0.10%)はドル売りの流れを維持。

ダウ+66.02(+0.31%)、S&P500+13.22(+0.54%)、Nasdaq+40.74(+0.64%)と上昇を維持、米10年債利回りは前日2.259→2.268%、2年債も1.348→1.352%へようやく小幅上昇。原油価格(WTI)は在庫減少幅が予想を上回り47.12ドルへ上昇。

EURUSDは、今日のECB理事会で政策金利の据え置きが予想される中で、12月まで続く月額600億ユーロの債券買い入れの縮小を示唆することを期待しながらも、18日の高値1.1583から一日を通じて緩やかな続落傾向は止まらず1.1510まで下落、ただし上昇傾向は維持しECB理事会の結果待ちの動きへ。

AUDUSDは、18日の豪中銀議事録のタカ派的内容を受け、豪中銀の金融政策の変化を期待した買いの流れは変わらず。アジア市場の0.7909を底値にNY市場の終盤にかけては0.7959まで緩やかに上昇。昨年5月の高値0.80の大台と200日MA=0.8014が意識されるも、20日10:30時の豪州の雇用統計の結果を受けて短期的な動きが加速する可能性が高い。

USDJPYは、20日の日銀の金融政策決定会合を意識した流れとは言い難いが、主要国との金融政策の違いを維持した円ショートの巻き戻しが主テーマに。米国市場の序盤に米金利の低下とともにクロスでも円は全面高で111.80を割り込み一時111.56へ。米株は底堅く上昇へ米金利も上昇し強含みで推移しNY市場の終盤にかけて111.90近くまで値を戻す。

日銀の金融政策決定会合と黒田総裁の記者会見では、金融政策の現状維持を予想し、物価目標の2%達成時期の変化の有無、ETFの買い入れと異次元緩和の出口議論に焦点が集まり、その結果を受け円相場の変化が予想される。

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マクロン仏大統領は軍事支出を850億ユーロ削減、ミリタリーチーフは辞任。

米上院共和党=オバマケア代替法案の頓挫を受け民主党と協力する見通し。

モルガンスタンレー4-6月期の決算は増収増益。