2017/07/26

2017年7月25日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年7月25日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州市場では、独IFO業況感指数は116(予想114.9)と予想を上回り3か月連続し1991年来の過去最高を更新。IFOエコノミストはユーロ高が独経済への障害とならないことを示唆しEURの買いが目立っている。欧米株価は上昇し、欧米債券利回りは上昇へ。原油価格(WTI)はサウジが減産延長を示唆し47ドル台へ上昇。

米国市場に入ると、予想を下回るS&Pケースシラー住宅価格指数とFHFA住宅価格指数とは逆に、CB消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数が予想外に強く、米株と米金利の上昇傾向は止まらず。為替相場はUSDJPYを除き、直近のドル売りからドル買いへと変化。

EURUSDは、EURJPYの買いの影響もあり1.1700の大台を上抜け一時1.1710台まで上昇、最近の1.1620台から80台のレンジを上抜けするも、強い米経済指標もあり売りへと変化している。

GBPUSDも実需の買いが続き、GBPJPYが上昇する中で、前日の高値1.3058を上抜けし一時1.3084まで上昇。最近のレンジの上値を超えるも、強い米経済指標もあり売りへと変化している。

USDJPYは、株高+債券利回り上昇+原油高+日銀の鈴木・片岡審議委員は就任式で円が狙い撃ちでUSDJPYは一時111.60まで上昇し、円はクロスでも全面安。米国市場に入っても強い米経済指標もあり高値圏で推移。

◎独Ifo業況感指数=116.00(予想114.9)、期待指数=107.3(予想106.)、現況指数=125.4(予想123.8)→ 予想を上回り3か月連続し過去最高
◎米S&Pケースシラー住宅価格指数=前年比5.7%(予想5.8%)→ 予想を下回る
◎米FHFA住宅価格指数=前月比0.4%(予想0.5%)→ 予想を下回る
◎米CB消費者信頼感指数=121.1(予想116.5 前回118.9→117.3)、現況指数=147.8(予想 前回146.3→143.9)、期待指数=103.3(予想 前回100.6→99.6)→ 前回が下方修正されるも予想を上回る
◎米リッチモンド連銀製造業指数=14(予想7 前回7)→ 予想を上回る

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ギリシャ2年債は、債券市場への復帰を控えて7年ぶりの低水準、

独IFO業況感指数は116(予想114.9)と予想を上回り3か月連続し過去最高。IFOエコノミストはユーロ高が独経済への障害とならず。

鈴木・片岡日銀審議委員の就任会見ではハト派が確認=片岡日銀審議委員は、出口戦略は時期尚早で2%目標達成した上で考えること。鈴木日銀審議委員=現時点で出口の議論開始するのは危険、どこかの時点で市場と対話必要