2017/07/06

2017年7月6日(木曜)昨日5日、海外市場の動き

2017年7月6日(木曜)昨日5日、海外市場の動き

FOMC議事録はバランスシート縮小の開始時期で意見が分かれる。期待された米株・債券市場の反応は鈍く、結果として為替相場の変動も弱い。

ダウは-1.1(-0.01%)、Nasdaq+40.8(+0.67%)、S&P+3.53(+0.15%)と小幅な変動にとどまる。米10年債利回り前日2.35→2.329%、2年債は1.41→1.406%と小幅低下、原油価格(WTI)はロシアが供給削減を望まず一時45ドルを割り込み45.05(-2.02-4.29%)と下落へ。

為替相場の変動率は弱く、原油価格の下落に最も変動したUSDCADでもカナダドル売りも続かず前日比+0.18%の小幅な変動にとどまり、USDJPY-0.02%、EURUSD+0.03%、GBPUSD+0.10%、AUDUSD-0.04%と予想外に動かず。

USDJPYは、北朝鮮リスクを期待した円ロングの巻き戻しと予想外の株価の安定に、欧州市場では113.20台から過去二日間の高値113.50を超え一時113.68まで上昇。原油価格の下落、米株が下落し米金利は軟調でスタートすると逆に113.10割れまで下落。FOMC議事録の発表を受け直後は112.98まで値を下げるも、米株・債券市場の動きは鈍く結局は113.15~52のレンジで推移。

EURUSDとGBPUSDは、緩和縮小期待の反動が続き、米独立記念日の祭日あけの米国市場とFOMC議事録を控えて、ともに欧州市場で安値をつけた。休みあけの米国市場は株と債券市場の動きは鈍く、FOMC議事録もサプライズはなく、EURUSDは1.1350台まで、GBPUSDは1.2930台まで値を戻して終了。

USDCADは、ロシアがこれ以上の供給削減を望まず、弱い原油価格の下落もあり一時1.3010台まで上昇するも続かず。米国市場に入り徐々に値を下げ結局は1.2950台まで下落し振出に逆戻り。

◎米製造業受注指数は前月比-0.8%(予想-0.5%) と予想外にマイナス幅が拡大し株価は軟調に推移し一時ドル売りへと変化するも続かず。
◎製造業耐久財受注・確報値=前月比-0.8%(予想-1.0%)と、速報値から上方修正され、航空機を除く非国防資本財と航空機を除く非国防資本財が速報値から上方修正され、ドル売りの流れも限定的。
◎FOMC議事録(6月14日分)=保有資産(バランスシート)縮小の開始時期で意見が分かれる。幾人は8月までにバランスシートの縮小開始を支持、残りは年内より遅い時期まで待つことを主張。

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FOMC議事録(6月14日分)=保有資産(バランスシート)縮小の開始時期で意見が分かれる。幾人は8月までにバランスシートの縮小開始を支持、残りは年内より遅い時期まで待つことを主張。

FOMC議事録(6月14日分)=大半は最近の軟調なインフレ指標はインフレトレンドにはほぼ影響ないと判断、一部は物価上昇のペースは鈍化し最近の弱いインフレ率が長引く可能性を懸念。

FOMC議事録(6月14日分)=イエレン米FRB議長は、6月会合でバランスシート計画巡る新指針の発表を提案。FRB当局者は利上げ後に金融状況が引き締まらない理由巡り協議。ほぼ全員が6月利上げ支持、1人のみインフレ加速まで待つこと望む

米国防総省= 北朝鮮の発射実験で使われた大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、過去に見たことの無い新型ミサイル。

IMF=米経済の成長見通しは4月予測値より幾分弱まった。

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