2017/07/14

2017年7月14日(金曜)欧州・米国市場の動き

2017年7月14日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き


週末の金曜日、日本は3連休の前日。注目の米CPIと小売は弱く、米株は小幅高で推移するも、米金利の先高期待は弱まり、米金利は低下しドルは急落。

米国の弱いCPIと小売売上高に、独英株は弱く、原油価格(WTI)は上下変動しながらも一時46.27ドルまで上昇。米10年債利回りは前日2.34→2.30%、2年債も1.36→1.339%へ低下。ダウは+10.29(+0.05%)高と小幅に上昇するも強さは見られず。

AUDUSDの上昇は今日も輝き、0.78台を超え昨年4月の高値0.7835を目指し0.7830まで一時上昇、前日比1.2%とNO.1の上昇率。GBPUSDも1.30の大台を簡単にクリアし1.3080へと1.0%上昇。

USDJPYは安倍内閣の支持率は30%を割り込み円の買い戻しが強く、米CPIと小売を受けた米金利の低下に、113.00を割り込んでから売りが加速し、12日と13日の安値112.80台を割り込み一時112.28まで急落。前日比で-0.72%と円高が加速。

◎ユーロ圏貿易収支(季調前)=214億ドル(前回179億ユーロ)季調済197億ユーロ(予想203億ユーロ)→ 季調前は貿易黒字額が拡大へ
◎米CPIは、前月比0.0%(予想0.1%)、前年比1.6%(予想1.7%)、コア前月比0.1%(予想0.2%)、コア前年比1.7%(予想1.7%)→ 前月比は予想通りながら前年比予想を下回りドル売りが加速
◎ 小売売上高は、前月比-0.2%(予想0.1%)、除く自動車前=前月比-0.2%(予想0.2%)→ 予想外のマイナスにドル売りが加
◎米鉱工業生産は、前月比0.4%(予想0.3%)、設備稼働率=76.6%(予想76.7%)→ 鉱工業生産は予想と前回を上回る
◎米企業在庫は前月比0.3%(予想0.3%)
◎ミシガン大学消費者信頼感・速報は、93.1(予想95.0)と弱い。

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JPモルガン第2四半期決算=13.4%の増益で予想を上回る。

シティグループ第2四半期決算=減益ながら一株利益が予想を上回る。

ECB関係筋=ECBは量的緩和の時期を明言することに消極的。