2017/07/22

2017年7月21日(金曜)欧州・米国市場の動き

2017年7月21日(金曜)欧州・米国市場の動き

欧州株は弱く米株も弱いGE決算に下落からスタート、欧州の債券利回りは低下し、米10年債利回りも2.23%台へ低下。原油価格(WTI)は一時46.01まで低下。

為替相場は、USDJPYは一時111.10台(-0.68%)と米債利回りの低下とテクニカルベースの円買い+円ショートの巻き戻しが続き、円高が進む。

NZDUSDは0.7450(+0.58%)と上昇となったが、逆にAUDUSDはアジア市場でデベル豪中銀副総裁の「海外の利上げに自動的に追従する理由はない」との発言に一時0.7875まで急落、欧米市場にかけて0.7930台まで反発するも、0.80の大台を目指した反動に前日比では-0.45%の低下へ。

注目のUSDCADは、カナダCPIと小売の発表前から、軟調は原油価格に上昇が始まり1.2600台へ上昇して発表となった。結果はほぼ予想通りの結果となったが、ドル売りへと変化し1.2540台、そして、カナダ債券利回りの上昇+米債利回り低下に、1.2520台まで下落(カナダドル高)している。

GBPUSDは、アジア市場の安値1.2950台から欧州市場にかけて1.3020まで上昇するも、1.30の大台を維持することはできず1.2970台まで推移。

EURUSDは、アジア市場の安値1.1610台をボトムに欧州市場の序盤は一時1.1670台まで上昇後、欧米市場では1.1630~1.1670のレンジで上下変動へ。


◎カナダCPI=前月比-0.1%(予想-0.1%)、前年比1.0%(予想1.0%)、コアCPI前年比1.4%(予想 前回1.4%)
◎カナダ小売売上高=前月比0.6%(予想0.2%)、除く自動車=-0.1%(予想0.0%)


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デベル豪中銀副総裁=豪ドルの上昇が、低金利や世界経済拡大の効果を削ぐ可能性がある。オーストラリアで海外のような超低金利政策が必要ないのと全く同じで、海外の中銀が利上げしたからといって、自動的に国内金利を引き上げる必要はない。

デベル豪中銀副総裁=先の理事会で中立金利が議論されたことについては、深読みすべきではない。