2017/07/22

最新のIMMポジションから、 2017年7月22日(土曜) ネットロング転換2週目。

最新のIMMポジションから、 2017年7月22日(土曜) ネットロング転換2週目。

集計日が7月18日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットポジションが60週間ぶりにロング(ドル安思考)へ変化してから2週間目が過ぎました。

ロングのポジションは前週からさらに31,802コントラクト拡大し、ドル安思考がさらに強まっています。今回のデータで特に目立ったのはロングへ転換してから拡大傾向が続くユーロや、豪ドルはもちろんのことですが、3月21日から18週ぶりにロングへ転換したカナダドルが目立っています。一方、円は昨年11月29日から34週間ネットショートが続き拡大傾向にあり、円の一弱傾向と言えるでしょう。


【円】-112,125→-126,919(-14,794)
引き続き円の一人負け状態。金融政策の差に円全面高へ結びついていると思われますが、円高に継続性があるのか? 来週のデータが注目されます。

【ユーロ】83,788→91,321(7,533)
人気NO.1通貨。私がデータを取り始めた2009年1月6日以降では最大のネットロングポジションを更新中。秋と言われるECBの政策変更へつながる動きを期待中。

【ポンド】-24,138→-16,473(7,665)
再びネットショートは減少中。ただ、市場の期待を裏切る18日の英CPIに、資産買い入れ縮小の時期が先延ばしになる可能性を意識し、ポンド売りが強まったことを割り引いて考える必要もありそうです。

【カナダドル】-8,604→8,043(16,647)
7月12日のカナダ中銀の利上げに、カナダドルが急伸し18週ぶりにネットロングと変化。今後のカナダドルの上昇を期待中。

【豪ドル】36,806→51,356(14,550)
ネットロングへ変化して5週間過ぎました。18日の豪中銀議事録で火を噴いた将来の利上げ期待の豪ドルの買いも、AUDUSD0.80接近ではさすがにスピード違反だったのか、デベル豪中銀副総裁にブレーキを踏まれた状態です。


詳しくは、別途データを参照してください。


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