2017/07/01

2017年7月1日(土曜)昨日30日、海外市場の動き

2017年7月1日(土曜)昨日30日、海外市場の動き


週末・月末・期末の為替市場は、英・ユーロ圏・カナダの緩和縮小の可能性から変動が続いた主要通貨の変動率もやや収まり、強さがみられない米個人消費支出や強い米景況感指数にも小幅は変動にとどまり、月末需要なのかオプションカットからフィキシングへと相場が変化。

伏兵のNZドルの上昇が目立ちNZDUSDは+0.45%上昇、原油高にカナダドルも強さを維持しUSDCADは-0.29%下落。メジャーのGBPUSDは+0.17%上昇するも、逆にEURGBPが-0.42%低下し、EURUSDは-0.19%低下、USDJPYは底値から回復し+0.19%の上昇へ。

原油価格と商品価格は強く、米金利は強含み、米株は小幅高へ。米10年債利回りは前日2.266→2.304%へ、2年債も1.369→1.382%へと上昇、ダウは+62.60(+0.29%)、S&Pも+3.71(+0.15%)と小幅上昇するも、とNasdaqは-3.93(-0.06%)は小幅低下へ。オイルシェールの減産報道に原油価格(WTI)は46ドル台(+2.47%)へと上昇、CRBも+1.68%上昇へ。

USDJPYは、前日の急落の影響を受けながらも、円の先安感は変わらず。111.70台→111.80台と底値を徐々に切り上げ、NZDJPYとCADJPYの上昇や、原油価格も強く米金利も上昇を維持し、112.20台を超えてからはドル買いが強まり112.40台で終了。

EURUSDは、強い独小売売上高にも前日来続く1.1440台の上値の重さを確認、1.1412を高値に売へと変化。独失業者数の改善にも売り圧力は止まらず1.1400割れのストップをつけ1.1390まで値を下げるも、前日の欧米市場の安値1.1380台を割り込めず徐々に反発。米個人消費支出も期待に届かず、オプションカットでは1.1420台まで上昇、フィキシングに向けてはEURGBPの売りに1.1390台まで値を下げるも1.1400の大台を維持し強さを残して終了へ。


◎日本全国CPIは前年比0.4%と前回と変わらず予想0.5%に届かず。
◎東京都区部CPIは前年比0.0%(予想0.3%)、コア前年比0.0%(予想0.2%)と先行きに不安感が残る。
◎米第1四半期GDP・確報値は前年比2.0%と予想と変わらず。
◎ユーロ圏CPI・速報値は前年比1.3%予想1.2%を上回るも前回1.4%から低下へ、コアは予想を上回る。
◎カナダ月次GDPは0.2%と予想と変わらず。
◎米個人所得は前月比0.4%と予想を上回り、個人消費支出は0.1%と予想と変わらず前回0.4%から低下へ。コアPCE価格指数の前年比は1.4%と予想と変わらず前回よりは低下。
◎シカゴ購買部協会指数は65.7(予想58.0)で予想外の伸びへ。
◎ミシガン大学消費者信頼感指数は95.1と予想94.5を上回る。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

マッタレッラ・イタリア大統領=年内の総選挙の前倒しの可能性は低い。

X