2017/07/07

2017年7月7日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年7月7日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

今日は週末の金曜日、米国市場では米雇用統計と、FRBが半期に一度の金融政策レポートを議会に提出する日で、共に相場変動につながる重要なイベントとなっています。金融政策レポートは来週12日と13日のイエレン議長の議会証言へとつながることになりますので、来週の為替相場にも影響を与えそうです。

イベント待ちの中でも、利上げや緩和縮小できる国の通貨は強く、逆に煮え切らない日本の円は下落しながらも、週末リスクに昨日上昇したEURUSDは軟調に推移しながらも1.14台を維持。

GBPUSDは1.3000の大台を達成できなかった反動に軟調に推移しています。USDJPYは112.80~00をボトムに、緩和縮小が期待できない金融政策と、独米国との金利差拡大に弱さが目立ちます。

今日のアジア市場では、日経平均株価は̠64.97
(-0.32%)と弱く、米10年債利回りは0.1%を割り込むも0.98%に日銀のターゲットの上限近くで推移しています。

今日はイベントリスクの高い日となり、特に米雇用統計では市場がどの点に注目しているかが重要になっています。

失業率なのか、非農業部門雇用者数なのか、平均時給(時間当たり賃金)なのか? 

最近は失業率の多少の変動に左右されにくくなっており、大幅な非農業部門の変動か、平均賃金の伸びが重要なっているように思われます。

それと、どの程度市場が注目しているかは判断できにくいのですが午前零時に発表の「FRBが半期に一度の金融政策レポートを議会に提出」も注目しています。

今日は、どのような数字になるかは別として、短期投機筋が相場を動かそうとしていることは間違いなさそうで、動くことを前提に考えましょう。

そうなると、引き続きEURUSDの押し目買いが選択肢となりそうです。

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