2017/07/13

2017年7月13日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年7月13日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

カナダ中銀の利上げが加わり、カナダドル高、ユーロ高。円は一時的な上昇にとどまり、ポンドの売ら強さは変わらず。

先週末の米雇用統計と昨日のイエレンFRB議長の議会証言も終わり米金利は軟調に推移する中で、伏兵としてカナダ中銀の利上げと再利上げの期待と、英雇用統計で失業率が低下し賃金の低下もやや弱まっている点が注目されています。

通貨間でそれぞれの動きに差が生じていますが、トランプ・ジュニアのメール公開に絡む政局の不安に、本当に共和党が目指すオバマケア代替法案を通過することができるのでしょうか? 慢性化してはいますがドルのマイナス要因であることに変わりありません。

イエレンFRB議長の強弱混在する発言に対する市場の反応は特に、「低すぎるインフレ率を注視しており、FOMCでは向こう数カ月はインフレの動向を注視していく」とあり、この点を注目しているようで、米金利は低下気味となっています。

結果として円ショートの巻き戻しを開始し、カナダドルを買い、ポンドを買い戻し、ユーロは7月20日のECB理事会への期待に底堅く推移し、NZDUSDとAUDUSDはUSDCADの下落(カナダドルの上昇)の影響を大きく受け上昇しています。

今日もイエレンFRB議長の(上院銀行委員会)半期に一度の金融政策報告に関する証言がありますが、昨日で出尽くした感は強く、大きな動きは期待できそうにありません。

◎貿易収支=428億ドル(予想426.億ドル)、輸出=前年比11.3%(予想9.0%)、輸入=17.2%(予想13.0%)→ 輸出入共に拡大し貿易黒字額も予想を小幅に上回る
◎消費者物価指数・確報値=前月比0.2%(予想0.2%)、前年比1.6%(予想1.6%)と変わらず。

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