2017/07/26

2017年7月26日(水曜)昨日25日、海外市場の動き

2017年7月26日(水曜)昨日25日、海外市場の動き

米金利は上昇、米株も上昇、原油価格も上昇。欧州市場のドル売りは、米国市場ではドル買いへと変化、USDJPY(+0.9%)とUSDCHF(+0.62%)の上昇は止まらず、JPYとCHFは全面安。

欧州市場で強い独Ifo業況感指数もあり一時ドル売りが加速し、EURUSDは1.7120台へ、GBPUSDも1.3084、AUDUSD0.7970へ上昇。米CB消費者信頼感指数が強く2000年以降で2番目の高水準となり、強い米経済指標を受けた米株と米金利の上昇にドル買いへと変化。USDJPYとUSDCHFは原油高も加わりドル買いが止まず加速し、円は他通貨でも全面安。

欧州株や米株は強くダウ+100.26(+0.47%)、S&P500+7.17+0.29%)、Nasdaq+1.37(+0.02%)。原油価格(WTI)はサウジ輸出削減と米在庫減少の見通しに一時48ドル直前まで上昇。世界的に債利回りは上昇へ。米10年債利回りは前日2.255→2.328%へ、2年債も1.357→1.386%へ上昇、

EURUSDは、独Ifo業況指数はユーロ高にもかかわらず3か月連続し過去最高へ上昇し、ギリシャが3年ぶりに債券市場へ復帰し5年債を30億ユーロ発行、2015年以来の高値を更新し一時1.1712まで上昇。米国市場に入ると流れは一変、強い米CB消費者信頼感指数にFRBの追加利上げ期待と資産縮小の開始期待が再燃し、結局は元の水準近くと1.1650へ逆戻り。

USDJPYは前日比+0.75%と大幅高へ。短期投機筋の円高思考と110.50割れを狙う動きも失敗。アジア市場の110.80台をボトムに、欧米株の上昇と欧米金利の上昇、原油高に円の狙い撃ちへ、終盤にかけては111.90台まで続伸。円はクロスでも円安が目立ち、AUDJPY+0.86%、EURJPY+0.75%、GBPJPY+0.66%、CADJPY0.71%。

USDCADは、原油価格の上昇にもカナダドルの上昇は予想外に弱く、1.2500の大台を中心に1.2480~1.2535のレンジで推移。

GBPUSDは、GBPUSDも実需の買いが続き、GBPJPYが上昇する中で、前日の高値1.3058を上抜けし一時1.3084まで上昇。最近のレンジの上値を超えるも、強い米経済指標もあり売りへと変化し1.3020近辺と前日とほぼ同水準で推移している。


◎独Ifo業況感指数=116.00(予想114.9)、期待指数=107.3(予想106.)、現況指数=125.4(予想123.8)→ 予想を上回り3か月連続し過去最高
◎米S&Pケースシラー住宅価格指数=前年比5.7%(予想5.8%)→ 予想を下回る
◎米FHFA住宅価格指数=前月比0.4%(予想0.5%)→ 予想を下回る
◎米CB消費者信頼感指数=121.1(予想116.5 前回118.9→117.3)、現況指数=147.8(予想 前回146.3→143.9)、期待指数=103.3(予想 前回100.6→99.6)→ 前回が下方修正されるも予想を上回り2000年以降で2番目の高水準。
◎米リッチモンド連銀製造業指数=14(予想7 前回7)→ 予想を上回る
◎米2年債入札(260億ドル)=応札倍率が3.06倍と、2015年11月以来の高水準を記録し、最高落札利回りは1.395%で、2008年10月以来の高さ
◎ギリシャが3年ぶりに債券市場へ復帰し5年債を30億ユーロ発行。
◎IMFのユーロ経済に関する年次報告書は、ECBはインフレ率が目標を下回って推移する中、強力な金融緩和策を長期間維持するべき。
◎米上院司法委員会=ロシア疑惑を巡る調査で、大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたマナフォート氏に召喚状を送る。
◎米上院、共和党のヘルスケア法案の審議するための動議を、賛成50、反対50で、議長のペンス副大統領の一票で可決。実際にどの法案がこれから審議されるのか不明なままでの動議採決へ。