2017/07/19

2017年7月18日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年7月18日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドル売りが加速!(除くGBPUSD)。

英CPIは予想外に弱くGBP売りが加速、独ZEWの景気期待指数の弱い結果にもEURは上昇へ。市場はドル売り一色(除くGBP)で、米共和党トップはオバマケア代替法案の採決を断念した政治的な問題や、米輸入物価指数の前年比は前回から低下へ、米NAHB住宅価格指数も弱く、先週金曜日から続く弱い米経済指標もあり、米債券利回りは低下が続き、欧米株は弱さが目立ちドル売りへ。

為替相場は、予想外に弱かった英CPIの影響を受けたGBPUSDの下落を除けば、米株と米金利の低下もあり主要国通貨で大幅なドル売りが進んでいます。最大の上昇はAUDUSDで0.7940台までと前日比で約1.73%の上昇、EURUSDは1.1580台までと前日比で0.9%、USDCHFは0.9520台へと-1.0%とドル売りが加速しています。

USDJPYは、米金利の低下と株安に112.00の壁を割り込むと売り圧力が強く、上値を切り下げ111.70台と売りの流れが止まらず、6月下旬の水準まで円高が進む。

EURUSDの上昇は止まらず。アジア市場で1.1500の大台を超えてからは上昇の流れが続き、弱い独ZEW景気期待指数にも売り反応はなく上昇を続け1.1580と昨年5月の高値水準と並ぶ。

AUDUSDは2015年5月の高値水準となる0.7880台へ上昇。アジア市場の安値0.7786からオバマケア代替法案の採決を断念との報道を引き金に上昇が始まり、弱い米経済指標もあり0.7940台まで続伸。

◎英6月のCPIは前月比=0.0%(予想0.2% 前回0.3%)、前年比=2.6%(予想2.9% 前回2.9%)、コア前年比=2.4%(予想2.6% 前回2.6%)と弱くポンド売りが強まる。
◎独ZEW景気期待指数は17.5(予想18.0)、現況指数は86.4(予想88.0)と予想を下回るもユーロ売りにつながらず
◎米輸入物価指数は前月比-0.2%(予想-0.2%)、前年比1.5%(予想1.3% 前回2.1→2.3%)と、前年比は予想を上回るも前回からは低下へ
◎米NAHB住宅市場指数は64(予想67)→ 予想を下回る

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