2017/07/11

2017年7月11日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き


2017年7月11日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日本株は強く、米債券利回りは上昇傾向を維持し、為替相場は「株高+米金利の上昇」に円売り圧力は消えず。

本日のブロードベントBOE副総裁とBOEチーフエコノミストのハルデーン氏の発言、明日のイエレンFRB議長の議会証言が注目点となっていますが、BOEの両氏は前回にタカ派的な発言をしていること、そして、最近は弱い英国発の経済指標が目立っていることを考えれば、今日の発言はどちらに転んでも不思議ではなくGBP相場が変動する可能性は高いのではと思われます。

USDJPYは114円台を達成したことで、5月11日の高値114.37、3月10日の高値115.50を意識した動きとなりやすくなっています。多くが主張する通り日銀の緩和的スタンスに変化は見られず、金利差拡大の可能性が高いことで、潜在的な円売りの流れは簡単に変わりそうにありません。

EURUSDは1.1400の大台を回復したことで底堅さが感じられましたが、アジア・欧州市場では逆に1.1350を一時割り込むなど、昨日と同じで気迷い相場となっています。市場全体では短期的なユーロのロングが積み上がり上値が抑えられ、ある水準まで下がれば中長期筋の買いが待ちかまえ下げ止まるパターンに入っているようのも思えますが、方向性は上昇傾向を維持しています。


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ウィリアムズSF連銀総裁=FRBは年内に一度利上げを実施し、数か月以内にバランスシートの調整を開始する。

最近のインフレ率の鈍化は一時的で今後1年で2%程度に加速すると予想。インフレが予想通りに加速しなければ、現在予想されているより引き締めペースを鈍化させるべき。
利上げとバランスシートの縮小は引き締めを補完するもので