2016/04/01

2016年4月1日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年4月1日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

予想外に弱い日銀短観に、日経平均株価は-594.51(-3.55%)急落し、円高の流れが強まり、米原油価格は小幅下落。

久しぶりに日本発の材料で円相場が変動。円は他通貨のクロスで円高へ動き、ドルは主要通貨で強含みで推移、週末の為替相場は、昨日の流れの調整が強まっている。

大企業製造業・業況判断=6(予想8 前回12)、大企業非製造業・業況判断=22(予想24 前回25)、大企業全産業・設備投資=-0.9(予想-0.5% 前回10.8)と全てが弱い。

逆に、中国の製造業・非製造業PMIは強く、財新製造業PMIも強いが、日本株安の流れに中国株も影響を受け、上海総合を除く深センや香港株も弱い。

ただし、USDJPYを見るとクロスでの円高にも関わらず、USDJPYは112円台を割り込めず、他通貨で円買いが弱まると112.40台へ上昇。日経平均株価の下げの割合から見ると、予想外に円買いが弱い印象を受ける。

EURUSDは下げ幅も限定的で、1.1360台をボトムにし1.1390とレンジ相場を抜け出せず。GBPUSDは一時1.4330台まで下落するも、1.4370近くを回復、共に影響は短期的に終わりそうである。

AUDUSD+MZDUSDは、上昇傾向が続いた影響もあり、週末のポジション調整が進み、買い戻しも限定的。

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