2016/04/08

2016年4月8日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年4月8日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日、原油と株は持ち直し、為替も円買いからやや売りへと変化。

原油価格は38ドル台前半へ続伸。日経平均株価は終盤やや伸び悩むも+71.68(+0.46%)上昇し、中国株は逆に下落するも、欧州株は上昇からスタート。

株高+原油高の流れに、ややリスク選好パターンに入り、円高傾向は変わらないがUSDJPYは小幅上昇。円はクロスでも値を下げる。

円クロスは総じて円売りで同方向の流れへと変化。利食い先行パターンなのだか、円高の流れが大きかった割にも小幅な戻りにとどまっている。

注目の、イエレンFRB議長+歴代の議長経験者による討論会からは、特にサプライズは見当たらず、イエレン議長の「米経済は満足のいく形で進展し続けてきた。好調な雇用や、一部にインフレ上昇の兆候が継続して見られている】との発言もあり、市場が期待している0.25%×年2回の利上げが現実味を帯びてくる。

円高に関しては、麻生財務相、菅官房長官、石原経済再生相と、介入により円高を食い止めるような勢いの発言を期待したいが、相変わらず抽象的な円高阻止発言にとどまっている。口先介入が今後どこまで継続的に行われるのか? その水準とタイミングを注目したい。

USDJPYは、株高の影響にも109円の上値が重く上げ止まっていたが、欧州市場に入りGBPJPYなどのクロスで円売りが強まると、109円台をようやく上抜けるも、変動幅は少ない。

EURUSDは、欧州市場に入りアジア市場の高値を超え一時1.1380台まで上昇するも、上昇力は鈍く、1.1400の大台を超えるまでは上昇を確認できず。

AUDUSDは、欧州市場に入りアジア市場の高値を超え一時0.7560まで上昇するも、0.7560~80ゾーンにはポイントがあり、0.7580を超えるまでは上昇を確認できず。

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麻生財務相=場合によっては為替相場について必要な措置を取る。為替相場は一辺倒に偏っっている。過度な為替変動は悪影響を与える。急速は円相場は望ましくない。

菅官房長官=替について場合によっては必要な措置を取る。為替は一辺倒に偏った動きがみられる。緊張感をもって為替市場を注視する。

石原経済再生相=円高要因になるような日本経済の大きな変動ない。
イエレンFRB議長=米経済は底堅く推移しており、インフレ上昇の兆候があり緩やかな利上げが適切になる。

イエレンFRB議長=労働市場は完全雇用に近い状態で、インフレは一時的な要因により抑制されている。米経済は満足のいく形で進展し続けてきた。好調な雇用や、一部にインフレ上昇の兆候が継続して見られている。

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