今週の主な材料(4月11日~4月15日)
週末の17日(日曜)には、カタールのドーハで原油産出量の増産凍結を目指す産油国会議が開催される。原油価格の変動が株価と為替相場に与える影響は非常に大きく、会議で生産調整ができるのか? あるいは決裂するのか? ドル円相場はもちろんのこと、株や金利相場全体へのインパクトは大きくなる可能性が高い。
この会議を除いても、今週は金融政策やインフレ指標を含め重要な発表が多い。
1. カナダ中銀(4/13日)は政策金利0.50%を据え置くことが予想されており、予想通りの結果では無難に終わり、週末のカタールの会議の思惑に動き、採取的には結果待ちとなりそうである。
2. BOE(4/14日)は政策金利0.50%、資産買い入れ枠3750億ポンドの据え置きを、9対0で決定すると思われる。直後に発表される議事要旨の内容がより注目されるも、「次の一手は利上げ」で変わりそうもないが、相場変動の全てが6月23日の国民投票の思惑と、結果待ちであることに変わりない。
3. 中国発の経済指標も多く、4/11(月)の中国CPI、4/13(水)の貿易収支、4/15(金)のGDP+鉱工業生産+小売売上高を注目したい。
4. 中国の他にもCPIの発表も多く、独+英+仏+ユーロ圏+米と、相場変動要因が多い。
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4/11(月)
10:30 CNH 消費者物価指数
15:15 JPY 黒田日銀総裁発言
22:15 USD ダドリーNY連銀総裁発言
4/12(火)
15:00 GER 消費者物価指数・確報値
17:30 GBP 消費者物価指数
21:30 USD 輸入物価指数ル
IMF IMF世界経済見通し発表
4/13(水)
9:30 AUD ウエストパック消費者信頼感指数
11:00 CHN 貿易収支
15:45 FRN 消費者物価指数・確報値=
21:30 USD 小売売上高
21:30 USD 生産者物価指数
23:00 CAD カナダ中銀金融政策発表
23:00 USD 企業在庫
3:00 USD 地区連銀経済報告書(ベージュブック)
IMF 国際金融安定性報告
4/14(木)
10:30 AUD 雇用統計
18:00 EUR 消費者物価指数・改定値
20:00 GBP BOE金融政策発表
21:30 USD 新規失業保険申請件数
21:30 USD 消費者物価指数回2.3%
G20 G20(ワシントン14~15日)
OTH 国際通貨金融委員会(IMFC)ワシントン
4/15(金)
11:00 CNH 第1四半期GDP
11:00 CNH 第1四半期鉱工業生産
11:00 CNH 第1四半期小売売上高
11:00 CNH 第1四半期固定資産投資(都市部)
18:00 EUR 貿易収支
21:30 USD NY連銀製造業景気指数
22:15 USD 鉱工業生産・設備稼働率
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
4/17(日)
OIL 原油産出量の増産凍結を目指す産油国会議(カタール)
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