2016/04/05

2016年4月5日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年4月5日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

アジア市場で加速した、ドル買い+円買いの流れは小休止するも、流れの変化の兆しはみられず。

原油価格(WTI)は35.72ドルと小幅上昇へと変化、ダウ平均は下落から始まり下げ幅を縮小へ、米10年債利回りは低下へ。為替相場はリスク回避の動きなのか、JPY高+ドル高、GBP+AUD+NZD+CADは弱く、EURは下げ止まり感が強まる。

ユーロ圏各国の総合・サービス業PMIの確報値は総じて弱く、小売売上高も弱い。

米貿易収支の赤字額は拡大、カナダの貿易収支は赤字額が予想外に拡大。ISM非製造業景気指数は予想と前回を上回る。

USDJPYは、さすがに110円大台直前となる110.20台で下げ止まり、日銀のレートチェックなのか、市場が過敏になっており、110.20~80円の動きの動きに入り、円高→円安へのトレンドが変化は見られず。

GBPUSDは、欧州市場朝方の1.4230台と高値に1.4120台まで続落。EURJPYも続落傾向は止まらず、

AUDUSDは、豪中銀金融政策で政策金利の据え置きが決定、直後からAUDUSDの買いが強まるも、AUDJPYの売りの流れに上値は重く0.7510近くまで続落。戻りも鈍い。


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ラガルドIMF専務理事=①中国の内需主導型経済への移行、②長引く資源安、③金融状況の引き締まり、これらが先行きの不透明感を高めている。

ラガルドIMF専務理事=危機的な状況ではないが、警戒している。成長の勢いがそがれている。世界経済の見通しは過去半年で一段と弱まった。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=英国のEU離脱を問う国民投票、欧州への難民流入急増、米大統領選が不透明感を高め政策当局者や企業、投資家の決定を複雑にしている。

GPIF2015年度の評価損は5.5兆円とSMBC日興証券が試算。

USDJPYが110円台へと円高へ動いたことにたいして=黒田日銀総裁「為替を注視する、必要と判断すれば追加措置を講じる」。菅官房長官「為替水準の動向を緊張感を持って注視」

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