2016/04/01

21:30 米雇用統計の考え方 (取引通貨ペア USDJPY)

21:30 米雇用統計の考え方 (取引通貨ペア USDJPY)

※※※※※※※※※※※※※※※

新年度入りは、予想外に弱い日銀短観に日経平均株価は急落。その影響に円買いが強まり、USDJYは112.20円へ、他のクロスでも円高傾向が続く。一方、中国製造業+サービス業PMIは予想外に強く、中国株は底堅く推移し、豪ドルやNZドルも比較的安定に推移。

USDJPYは、112.50円、112.70円と上値が重くなっており112.10、112.00、111.80、111.50円が下値のポイントなっている。どちらに転ぶかは現状では株価次第の流れになりそうです。

さて、今日のメインイベントで今後の米金利を占う重要指標でもある、米雇用統計は、失業率予想が4.9%と前回と変わらず。非農業部門雇用者数の予想は20.5万人で前回24.2万人と、前回より低下が見込まれています。

最近は、それ以、時間当り賃金や平均時給の伸びの強弱で変動することも多く、それぞれの結果で上下に変動する可能性もあります。

平均時給の予想は弱かった前回から上昇が見込まれており、平均労働時間も若干の上昇が見込まれており、注意が必要です。

過去29回のデータでは、発表直後のUSDJPYの変動は、最大129pips、平均で72pips。上昇の平均42pips、下降の平均30pipsで、統計上は上昇のリスクが高いとも言えますが、もちろん今回に適応するとは限りません。

取引に当たっては、上下変動する。動きは大きい。テクニカルポイントは、112.50~70、111.50~80円、これらの条件を考えながら、直前の水準で取引を判断したいと思います。

※※※※※※※※※※※※※※※