2016/04/27

2016年4月27日(水曜)昨日26日、海外市場の動き

2016年4月27日(水曜)昨日26日、海外市場の動き

FOMCを前に、原油価格+米金利の上昇に、円売りが強まり、カナダドル高が続く。

原油価格(WTI)は44ドル台へ上昇。ダウ平均は+13.08(+0.07%)と小幅上昇、米10年債利回りは1.913→1.934%へ上昇、CRBは178.869→181.483へ上昇。

FOMCの追加利上げの期待は非常に弱い中で、米耐久財受注、米PMI、ケース・シラー住宅価格指数、CB消費者信頼感指数と、弱い結果に一時ドル売りが強まるも、23時をピークに流れは変化。米金利は上昇傾向にありドル売りの流れも弱まる。

USDJPYは、23時を境にドル円は上昇、円はクロスで全面安へと変化し、111.40台で上げ止まる。

不穏な北朝鮮のミサイル実験の継続。遅かれ早かれ日銀の追加緩和は避けられないとの思いや、機関投資家の海外投資への円売り期待も強く、原油価格の上昇+米金利の上昇も円売りの流れを強めている。

EURUSDは、欧州市場で一時1.1340台まで上昇するも、結局は欧州市場スタート地点の1.1280~90台まで低下。ECBの追加緩和の可能性は変わらず、スペイン総選挙で連立政権樹立の合意ができず、政権の混乱も売り材料視されるも、FOMCを前にしたEURロングの調整に思えてならない。

GBPUSDは、続伸傾向は止まらず。欧州市場で一時1.4630台まで続伸、ICM世論調査でEU離脱支持が上回るなど、ポンドロングの利食いが強まるも、1.4560台を確りと維持し、底堅い展開が続いている。

USDCADは、原油価格の上昇に比例しカナダドル高の流れに変わりなし。終盤にかけて1.2600を割り込み続落、クロスでもカナダドル高が目立つ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トナー米国務省報道官=北朝鮮がこの種の行動を取り続けるのなら、今後他の選択肢を検討していく。

カンリフBOE副総裁=銀行の収益が過去より低下する可能性を投資家は認識すべき。

ICM世論調査=英EU離脱支持46%、残留44%と離脱支持が上回る。

ポロズ・カナダ中銀総裁=金融危機以降の先進国の貿易の伸び鈍化の約半分は、経済活動の弱さ、特に企業投資の低迷によって説明できる。

ポロズ・カナダ中銀総裁=貿易の弱さは、景気後退が切迫する警告でなく、貿易が世界経済の中で新たな均衡水準に達したことによる。中国経済が貿易主導型からの転換に伴って鈍化の要因。

ポロズ・カナダ中銀総裁=起業件数の伸びが米国で加速、米経済は力強い生産性の向上期に再び入ったことを示唆。カナダ経済も1次産品安の調整が終われば、米国に続く。

ドイツ連銀=金融政策に関してドラギECB総裁の証言を求める可能性がある。

バイトマン独連銀総裁=金融緩和は間違いなく適切。金融連合は政治的な決定で、将来の組織に関する決定は、ECBの役割ではない。ユーロ圏共通の預金保険機構の設立に反対。

アトランタ連銀GDPNow=第1四半期GDP予測は0.3%→0.4%へ上方修正。

スペイン総選挙(6月26日)=連立政権樹立の合意ができず。国王との会談でも合意を引き出せず。

世界銀行の原油見通し=2016年の原油価格は前年比で平均19.2%下落を予測。1バレル、2016年41ドル、2017年50ドルと予測。供給過剰は続き戻りは限定的になると判断。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※