2016/04/01

2016年4月1日(金曜)昨日3月31日 海外市場の動き

2016年4月1日(金曜)昨日3月31日 海外市場の動き

午後11時をピークにドル売りから買いへと変化。

米株は小幅下落、原油価格(WTI)は一時39ドルへ上昇するも結局は38ドル台前半に落ち着く。米金利は低下、10年債利回りは1.82%→1.77%、2年債も0.757→0.72%へと続落。VIXは13.56→13.95へ上昇。

米新規失業保険申請件数は上昇し弱く、米シカゴPMIは予想外に増加へ。カナダ月次GDPは0.6%と2013年7月来で最大の伸び、前年比も1.5%へ上昇。欧州日時間では英GDPは上方修正へ、ユーロ圏CPIの前年比はマイナス幅が縮小へ。

主要国通貨(除くUSDJPY)は、米金利の低下+商品価格の下げに変化、強いシカゴPMIを経て、午前11時のオプションカット時にドル売りのピーク。ただし、米金利の低下に傾向にドル売りの流れは持続。

原油価格を含め上昇傾向が続いていた資源価格が下げ、CAD+AUD+NZDは売りへと変化が目立ち、EURは堅調に推移し、GBPは上下に振れながらもEURGBPの買いに上値も限定的。

USDJPYは、112.10台をボトムに、強いシカゴPMIを経て、午前11時に流れは変化し112.50台へ上昇。112.10~20円が円高の大きなポイントになりつつある。

EURUSDは、午前11時の1.1410台をピークに上げ止まるも、下げ幅は1.1370台と限定的。ユーロクロスでも強さが目立つ。

GBPUSDは、上昇傾向を維持しながらも、1.4350~1.4430のレンジで上下変動が目立ち、EURGBPの買いの影響をうけながら上値も重い。

AUDUSDは、午前11時の0.7720台をピークに、0.7650台へ続落。原油価格の下げ、商品価格の低下、AUDJPYは200日MAの86.60円近辺で上げ止まる。

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独債券利回りは四半期ベースで、0.5%低下し4年半ぶりの下げへ=独10年債利回りは0.16%で前年の0.05%に近づき、米10年祭利回り0.46%低下より下げ幅が大きい。

IMF報告書外貨準備(2015年第4四半期)=ドルは2四半期上昇、ユーロは14年ぶりの水準へ8期連続低下。ドル=63.98→64.06%(4.36兆ドル)、ユーロ=20.34→19.19%(ピーク2009年28%)。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=米雇用統計で、雇用者の伸びが20万人前後なら極めて良い数字。6月までに利上げの用意が整い、年内2度の利上げを予想。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=市場混乱にかかわらず消費が底堅く驚きで、おそらく現在、米国の経済が世界で一番強い。FOMCでの意見の相違度は通常通り。低インフレで、引き続き慎重姿勢が必要。

ビルロワドガロー仏中銀総裁=ECBは3月10日に包括的で強力な一連の政策を決定。ECBは必要に応じて一段の措置を講じることができる。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=年内3回の利上げ余地あり。