2016/04/12

2016年4月12日(火曜)昨日11日、海外市場の動き

2016年4月12日(火曜)昨日11日、海外市場の動き

原油価格は上昇、米株は上昇から終盤には下落、米金利も伸び悩み、DXYは低下しドル安へ、CRBは上昇し資源国通貨高へと動き、VIXは上昇へ。

米国内シェールオイル生産は7か月連続で減少し、ドーハ会議で増産凍結期待もありWTIは40ドル台半ばへ上昇。

NY連銀調査はインフレ期待の低下が続きFOMCの利上げ期待に水を差し、ルー米財務長官は「為替介入による競争的な通貨切り下げは容認できない」と自国通貨安の政策をまたも批判し、準備通貨としてのドルの地位を当然と思うべきではいと発言→ 共にドル高期待を抑制する動きへ。

USDJPYは、黒田日銀総裁の「追加緩和を辞さない姿勢」や為政者の円高けん制発言や日本株の上昇や米株の上昇もあり、一時108.40台まで上昇。原油価格の上昇+米株・米金利の伸び悩み、ルー財務長官のドル高抑制発言も売り材料へ。主要国通貨の上昇(ドル売り)が止まり円クロスで円買いが強まる、流れは一変し107.80近くと下落108円近辺での取引が続く。

EURUSDは、1.1500の大台を試す動きに1.1440台まで続伸するも続かず、ロンドンフィキシングから売りへ変化、1.1390台まで下落するも、1.1400台を維持し強さを継続。

GBPUSD、AUDUSD、NZDUSDは、欧米市場で上昇し、ドル売りの流れをリード。原油高+商品価格の上昇に底堅く推移。USDCADも原油価格の上昇に1.2880台まで続落。

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米エネルギー情報局(EIA)=5月の国内シェールオイル生産は日量484万バレル(-11.4万バレル)と減少減見通しで、7カ月連続。ドーハ会議で増産凍結の期待感もあり原油高が続く。

NY連銀3月消費者調査=インフレ期待、1年先2.71%→2.53%と年初来最低の水準へ、3年先2.62%→2.50%へ。

ドイツ経済省=2016年のドイツ経済は、幸先の良いスタートを切った後、拡大し続ける公算が大きいが、ややペースが鈍る。世界景気見通しは引き続き抑制的で、中国の経済成長が徐々に鈍化しつつある。原油価格の急落で、他の新興国市場の成長見通しにも影響が生じ、主要貿易相手国である米国の供給業者などに負の影響が及びつつある。

ルー米財務長官=IMFの近代化が必要で、為替や経常収支の不均衡、世界の総需要不足などの重要な問題に対する監視を強化できるよう取り組むべき。

スイス中銀の要求払い預金額過去最高=先週4月4日の週は、27億スイス増加し、過去最高の4864億スイスとなり、スイス中銀がこの金額相当の介入を行ったことを示唆。

カプラン・ダラス連銀総裁=6月FOMCで、政策に関して予断を持たない。

ドル売り+南アフリカ・ランドやブラジル・レアル、ニュージーランド・ドルなど商品輸出国の通貨が上昇へ。

ルー米財務長官=為替介入による競争的な通貨切り下げは容認できない。準備通貨としてのドルの地位を当然と思うべきではない。

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